赤磐市議会 > 2013-12-03 >
12月03日-02号

  • "仲間"(/)
ツイート シェア
  1. 赤磐市議会 2013-12-03
    12月03日-02号


    取得元: 赤磐市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    平成25年12月第5回定例会           平成25年12月第5回赤磐市議会定例会会議録平成25年12月3日(火曜日)              ~~~~~~~~~~~~~~~              議  事  日  程(第2号)午前10時0分開議 第1 一般質問              ~~~~~~~~~~~~~~~              本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 日程第1              ~~~~~~~~~~~~~~~              出  席  議  員(17名) 1番  佐 々 木  雄  司  君       2番  光  成  良  充  君 3番  澤        健  君       4番  保  田     守  君 5番  丸  山     明  君       6番  治  徳  義  明  君 7番  原  田  素  代  君       8番  金  谷  文  則  君 9番  行  本  恭  庸  君      10番  松  田     勲  君11番  北  川  勝  義  君      13番  福  木  京  子  君14番  佐  藤  武  文  君      15番  岡  崎  達  義  君16番  下  山  哲  司  君      17番  実  盛  祥  五  君18番  小  田  百 合 子  君              ~~~~~~~~~~~~~~~              欠  席  議  員(1名)12番  山  下  浩  史  君              ~~~~~~~~~~~~~~~              説 明 の た め 出 席 し た 者市長      友 實 武 則 君        副市長     内 田 慶 史 君総務部長    池 本 耕 治 君        財務部長    石 原   亨 君市民生活部長  小 坂 孝 男 君        市民生活部参与 藤 井 清 人 君保健福祉部長  奥 本 伸 一 君        産業振興部長  馬 場 広 行 君建設事業部長  田 中 富 夫 君        会計管理者   中 川 靖 朗 君赤坂支所長   森     章 君        熊山支所長赤磐市民病院事務長                                 山 田 長 俊 君吉井支所長   楢 原 哲 哉 君        消防長     木 庭 正 宏 君教育長     永 島 英 夫 君        教育次長    宮 岡 秀 樹 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              事 務 局 職 員 出 席 者議会事務局長  富 山 義 昭 君        主幹      原 田 幸 子 君              ~~~~~~~~~~~~~~~              午前10時0分 開議 ○議長(小田百合子君) おはようございます。 ただいまの出席議員数は16人であります。したがいまして、定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。 なお、山下議員より欠席届が、佐藤議員より遅参の届け出の提出がありますので、報告しておきます。 11月29日の本会議に引き続き、本日の会議を開きます。 本日の議事日程につきましては、お手元に配付済みのとおりであります。 本日は一般質問を行います。 質問初回は登壇し、再質問以降は質問席で発言願います。発言回数は1質問項目ごとに3回までとし、初回は一括質問とし、再質問以降は一問一答とします。1人の質問時間は30分以内であります。 質問順序は、お手元に配付した一般質問通告表のとおりであります。 職員及び報道関係者の議場内での撮影を許可しておりますので、御報告いたします。 それでは、これより日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(小田百合子君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順に従いまして一般質問を許します。 まず、11番北川議員の質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) おはようございます。 ただいまから事前通告しております一般質問をさせていただきたいと思います。 その前に、今回、前回、前々回もありましたが、順番をめぐりましていろいろなことありました。今回は金谷議員、澤議員が私にということを言っていただきまして、大変感謝しております。次の次回のときには両議員、ほかの方もおりましても譲っていきたいと思っとりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、早速入らせていただきたいと思います。 前回の実効性についてということで、ごみ処理の進捗状況はということで、最終処分場について関係区長と調整を行い、地元の説明会の開催に向け努力するとのことでしたが、進捗状況はどのようになっておるか答弁を願いたいと思います。 質疑もいたしましたが、直営と委託ではどちらがよいのか。委託で1年間1億円、5年間で5億円、口で1億円、5億円と言うのは簡単なことでございますが、1年間1億円のことを思ったら、500万円の職員じゃったら20人雇えます。赤磐市の雇用もできるんじゃないかと思っとります。 そこで、再度お尋ねしますが、委託料の積算根拠を願いたいと思います。設計事務所がこう言ったとか、こんなことを言ったら赤磐市の職員は要りません。設計事務所任せです。それがいい証拠に、現在も入札しても落札しないことがたくさんあります。これはどのように考えるんでしょうか。設計が悪いんでしょうか、いいんでしょうか。これについてもお答え願いたいと思います。 また、委託業者が既に決定されてる等の話を聞きました。本当ですか。この質問をしたときの質疑で、北川議員が邪魔をすると、委託の邪魔をする。私は邪魔をしておりません。委託がよいか直営がよいか、積算根拠を教えていただきたいということを言ようる。これはここへおられる皆さん全員がそう思っとんじゃないですか。井上市政のときに決められても、友實市政になったんでしょう。考え方を決めていただきたい。身障者、そして老人、シルバー、そして失対でなっておる30、40代の子育ての方等も、臨時であろうと雇えば相当な赤磐市の発展につながるんじゃないでしょうか。これができなかったらどちらがいいといって、あ、委託がいいんだと簡単にできる話ではないと思っとりますので、これについても説明願いたいと思います。 また、担当部課長が、あ、これがいいんだと、委託がいいんだと簡単に決めておる。だったら、自分のお金を出してくださいよ。5年間検証して委託がだめだったら返納してくださいよ、お金を。そのことを1つ聞きたいと思います。 入札をまた先ほど申したように実施しなくても業者が決まるんですか。こりゃむちゃくちゃですよ。ゼロ円入札と一緒ですよ、コピー機の。安くしたからこの業者しか入れない、例えばパスワードができない、そんなこっちゃだめじゃねえですか。現に、和気北部衛生施設組合では職員がやっております。よそでも職員やっとるのたくさんあります。そして、雇用で活を入れております。そういうことを考えるべきじゃないでしょうか。我々は議員として、無責任な金を使っていくということは監視しなくてはならない議員なんです。特に、私のことをいろいろと何とかの会とかよくわからないデマ、中傷でやっていただいとります。構いません、やられても。どっちが正しいんですか。こういうことをやるのが議員の仕事だと思います。市長はどのように考えとるか答弁願いたいと思います。私は納得できません。焼却場を設置した業者がやると、こんなこっちゃったら初めから決めときゃいいんじゃないですか。おかしいんじゃないですか。私は大変おかしいと思います。納得がいきません。詳しく説明願いたいと思います。 次に、備作高校の跡地利用について。 市長は、協議会等は新しい材料がない状況なので市としては一定の方向性が出てないので開催しないとのことでしたが、なぜですか。今、その地域へ残されたとこ、また学校の卒業生等は、ここの中にも卒業生が3名おります。卒業生はどう思われるんですか、荒れたとこを見たら。もっときれいにして地域のために活用するとか、いろいろなかったらだめじゃないんですか。その中で協議会もあります。協議会が開催できないんだったら、今、現状はこのようになっておるぐらいは皆さんに報告すべき義務があるんじゃないでしょうか。別に、市長を責めておるんではありません。井上市長のときから凍結しました。しかし、井上市長も一定の方向性が出たらやると言われておりました。なかなか一定の方向性が出てないんでやってないんですが、いつまで待ったら方向性が出るんでしょうか。先送り先送りじゃないんですか。これじゃったら何でも変わりません。方向性が出るのは県、赤磐市ですか。私は市民との方向性だと思います。それを答弁願いたいと思います。 次に、赤磐市の医療体制について。 私は、赤磐市全体の医療体制について検討委員会を設置していくべきと考えております。赤磐の市民病院運営委員会だけは存在しております。なぜですか。一体を持って検討すべきではないでしょうか。 健康で安全な生活を送るためには医療の充実が不可欠だと思います。近隣の市町村では、市民病院をやろうというのがたくさんあります。今さら市民病院を診療所にしたのをまた直せとか、そういうことは申しておりません。市立の熊山診療所の起工式が10月31日に実施されました。前回質問した件ですが、複合施設を併設して、医療機関を退院して在宅療養へ移るまでの間を受け持つ施設や在宅医療が困難な方の入所する施設等の整備が必要だと答弁をいただきました。複合施設について、説明ができる範囲で願いたいと思います。 また、交通弱者の確保と地域の皆様の意見を聞く、また公共交通会議に諮り進めるとのことだが、現在どのように進んでいるのか。 また、医薬分業等をどのように進めるのか。市長は、赤字を出さないように努力すると言われました。赤字を出さないためには、やはり医薬分業してやれば少しでも赤字が防げるんじゃないかと思っとります。これは熊山新診療所のことだけじゃなく、吉井の佐伯北国保診療所のほうも考えたら一緒にできるんではないかと思います。答弁を願いたいと思います。 次に、吉井地域では医院が次々と閉院して、みんなが心配しております。市民の命と健康を守る医療体制の充実を図るべきだと思います。市長は前回も、医療過疎地域佐伯北診療所については地域の皆さんの意見を十分聞き、また専門家や地域の方を交えた検討会、赤磐市の医療体制の将来を考える懇談会等を早急に進めると答弁をいただきました。現在どのようになっているのか答弁を願いたいと思います。また、このことに関しまして、皆さんで決めていただければいいですが、今、利用している方、今、拠点としておる中、旧吉井地域の場合の福祉施設としての位置づけをした中で、民生委員さん、区長さんともよく御相談をして検討していただきたいと思います。 次に、財政基盤の強化に向けた取り組みについて。 財政基盤の強化で、2014年から16年の3年間で6億円の行革を効果を捻出するとのことでしたが、来年度等の予算編成はできるのか、このようなことで。また、どのような予算を編成、実施するつもりか。我々議員も協力していかなければならないと思いますが、答弁を願いたいと思います。何でもかんでも節減するということではなく、どのように捻出されるかお聞かせ願いたいと思います。 平成26年度から財政健全化アクションプランを策定して臨むそうですが、その内容につきまして説明願いたいと思います。 次に、企業誘致について。 工業団地を早期に整備すべきと考えるが、山陽インター、美作岡山線、そして農免道、交通網のよいところは企業も進出しやすいと思います。また、そうすることによって若者の定住も進むと思います。企業が進出してきたとき、そのときになって候補地を探していたのでは間に合いません。みすみす見逃すようなことです。どのようにやるか。候補地を企業が見て企業がオーダーメードでやる、それも大変いいこってす。しかし、いつでもこの土地がというたらここができますよと、そしてインフラ整備上下水道等ができてる、交通網ができてるとこではないとそれはできないと思います。そのいい例が、岡山県の工業団地をした赤磐市にある熊山工業団地は全筆埋まっております。そして、雇用もして頑張っております。そういうことを考えるべきではないでしょうか。いつまでたってもといったら、ああ、ここがいい、あれがいいというんじゃなく、やはり考え方を示していただきたいと思います。 次に、赤磐市の学校教育について。 さきの議会でも多くの議員が質問がありました。今回もたくさんの議員が質問しております。 そこで、お尋ねいたしますが、平成25年度学力・学習状況調査の報告を願います。 また、この調査を精査して、今後、赤磐市の学力向上等をどのように進めていくのか。赤磐市でモデル校等、研究実施してはどうでしょうか、こういうことをやればいいとか。ただ、勉強がいいだけとかは申しません。この間から高陽中学校の悪いことも出ております。しかし、声かけとか一生懸命やっとる高陽中学校のことが新聞へ出て、本当に山陽新聞を見て、こねえ言ったら頑張ってるなと、勉強だけで、学力だけではない。しかし、こういうことができていく中で学力の向上も図れていくんではないかと思っとります。市内で地域と協力して地域支援の、またボランティア、放課後学習教室、学力向上、子育て支援等を実施していってるが、今後はどのように推進をしていくのですか。私は、今後の赤磐市の学校教育を推進していくために新たな協議会をつくり、市民が一体となって実施すべきと考えるが、また先進地の視察研修を実施すべきと思いますが、御答弁を願いたいと思います。 次に、農業振興について。 担い手の確保、育成、農業の6次化等、いろいろ考えて推進していることと思われますが、いま一つ不足していると思います。どうですか。内容を説明願いたいと思います。 国が進めているTPP、環太平洋連携協定だけではないが、小規模の農家が切り捨てられていくような気がします。実際に、1万5,000円が7,500円に下がる等いろいろあります。これはTPPだけの関係ではありませんが、小規模な兼業農家が減少したら赤磐市の今の現状はどうなるんでしょうか。草も荒れ放題、田んぼも荒れ放題、水の管理もできない、保水面も困る、災害についても困る、いろいろなことがあります。今以上に耕作放棄地がふえ、鳥獣害もふえます。幾ら鳥獣でとれといっても切りがありません。入れないブッシュのようなとこ、管理できないようなとこ、なかなかできません。今後どのように農政を進めていくのか答弁願いたいと思います。 その中で、特に近隣の隣の和気町。和気町は、この鳥獣被害に対しても防護柵をするとか柵をするとか、本当に真剣にやっております。このことについてどのように考えとるか答弁願いたいと思います。 次に、市民、広域、デマンドバス等について。 市民バス、広域バス、デマンドバスの現状報告を一覧表にてお願いしたいと思います。 現在、市民バス、広域バス、デマンドバス等を実施しておりますが、市民からの要望がありますか。問題はありませんか。メリット、デメリットがあると思います。この中で、山陽地域でも巡回バスを回してくれえといろいろな話がありました。しかしながら、本当に山陽地域は恵まれております。山陽地域に回すなとは言いません。特に、高齢者の高齢化率のアップの吉井、赤坂、熊山等を充実すべきではないでしょうか。それとまた、連絡をもって使えると、片道で行ったら行きっ放しではなく、吉井から赤坂へ行けば、赤坂からつなげる、赤坂から山陽と、こういう連絡網をつくるべきではないでしょうか。 また、現在実施しているこの広域、市民、デマンドバス等、今後もこのまま進めていくのかどうか。専門の課を設置して、特に交通弱者の交通の確保を図るべきと考えるが、答弁を願いたいと思います。 次に、斎場について、墓地建設についてです。 現在の斎場等の利用率、状況、また赤磐市に以前より斎場建設計画があったと思われます。現在はどのようになっているのか。なぜこのようなことを申すかと申しましたら、柵原・吉井・英田火葬場施設組合が美咲町の吉ケ原へあります。それで、吉井は使わせていただいとります。和気北部衛生、26年3月31日に解散なりますが、斎場は事後処理で続いていくんじゃないかと思います。その中で、熊山地域は和気の斎場が使えます。赤坂、山陽の方は東山、西大寺と岡山へ行っております。本当にロス、時間帯のこともいろいろあります。これではやはり平等ではない。赤磐市には県立高校もない、警察署もない、税務署もない、そして斎場もない、市民病院もない、ないないないないの赤磐市です。1つぐらいはやはり皆さんの中立を保つために斎場でも建設すべき考え、今すぐやれとかどこにやれとか言っとりません。建設すべきを考えるべきではないでしょうか。このようなことを言えば本当に議員として嫌われます、やるとこでは。嫌われてもやるのが議員なんです。ええ格好で新聞へ書いたり、ええ格好で話していくのが議員じゃないんですよ。それは議員さんに言ようんじゃありません。私自身にも言ようんです。必ずいつかは要るんです。そこんとこはどのように考えとるかお聞かせ願いたいと思います。 また、墓地用地で取得している桜が丘に土地があります。不要な土地なら、用地ならどうするのか。どうするつもりですか。反対の議員もおります、賛成の議員もおります。反対の市民もおる、賛成の市民もおるが、どうするのでしょうか。そのとこで、そこにはやっぱり迷惑施設というこって、その周りに莫大な旧山陽町のときに補助金を出して、助成金を出して対応しております。払ってくださいよ、その補助金を。ちょっとのことがあったら監査請求される方が多いんですよ。やってくださいよ。やらずにそのまま続けとんのおかしいんじゃないですか。しかし、済んだことを今さらほじくってやれとは申しておりません。墓地用地にするかやらないか、荒嶋市長、井上市長のとき、2期続いてきとります。3期目の友實市長はどのように考えておるのか聞かせていただきたいと思います。別に、全部やる必要はないと思います。やれる一部分でいいと思います。皆さんが喜ぶような、本当に食事でもできるような、休憩もできるようなきれいな墓地にしてはどうでしょうか。もしやらないならやらないで結構です。いろいろなことを教えていただきたい。今年度にはぼりぼり計画をどうするとかというのを考えていただきたい。 そして、その有効地利用として考えるのは、例えば5年間でもよろしい、10年間でもよろしい、太陽光発電とか用地を形成をいらわないで貸して、赤磐市に金が入るようなことを考えるべきじゃないでしょうか。不要でいつまでも置いとくというのは大変おかしいんではないかと思っております。それについてお考えがあれば聞かせていただきたいと思います。 次に、裁判及び告訴について。 既に人事委員会の不服申し立て、県の公平委員会で結果が出ております。減給10分の1、3カ月が修正されるようです。既に決定して、これは行っております。損害賠償、謝罪広告を請求されております。早急に私は和解をして解決してはどうかと思っております。判決が出るのがこの12月には出ます。必ず負けるでしょう。だけど、こういうことを待たずに話をする、判決を待ってやるんではなく、話をしてお互いやっていくのが真の市政だと思っとります。どう思われとりますか。 また、その関係でかかわってきた他の人はどうなるのか、裁判をしてない人です。どうなるのか。また、市長自身が議員を告訴をしてる件についてどのように考えているのか。私はいろいろやられて、いろいろなことがあります。腹が立ちます。嫌で嫌でかなわん、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しかし、それは個人のことです。議員としてそのようなことをやるべきではない。今回の4月の選挙のときも、過去のことは忘れて新しいいい赤磐市をつくるために私は出るんだと全協のとこでも挨拶をさせていただきました。皆さんもそうだと思います。市長ももちろんそうだと思われます。だったら、新たな紛争を持ってくるんではなく一応どこかでピリオドを打って、やはりいい赤磐市を市長を初め議員と本当に市民一体になってつくるべきじゃないでしょうか。いつまでもけんかをやっていくんじゃったら、やりゃあいいですよ。ただ、親が子供を訴えるとか、子供が親を訴えるのはあるかもしれません、市民が市長とか議員とか。市長が訴えるということはないほうがいいんではないかと私は思っております。しかし、このことについて、私は友實市長さんも市長になられる前のことであったのでそれをどうこうではありませんが、簡単なこってす。市長が訴えたら市長が取り下げたら済むんです。これはいろいろの関係があるんでそう簡単にはできるかできないかはわかりませんが、どのようにあるのかお答え願いたい。取り下げをして、お互いに話し合いをすべきではないでしょうか。このような赤磐市の恥になるようなことをなぜ進んでやるというか、なぜこのような状況になっておるのか説明願いたいと思います。 以上です。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 皆さんおはようございます。 それでは、一般質問にお答えさせていただきます。 まず、ごみ処理の進捗状況についてのお尋ねでございます。 ごみ処理施設の工事の進捗状況につきましては、11月末で約90%に達しております。現在、エネルギー棟リサイクル棟、管理棟の内装工事や製作機器の設置等を実施してるところでございます。 最終処分場についてのお尋ねでございますけども、石蓮寺地区を候補地として関係の区長さん、地元の説明会の調整をして、年度内を目途に開催していきたいと、そういうふうに思っているところでございます。 焼却施設の運転管理についてでございますけども、委託料の積算根拠、これは公益社団法人である全国都市清掃会議による積算要領、これに基づいて設計してるところでございます。 業務委託と業務直営とどちらがよいのかというお尋ねでございますけども、委託では専門技術者による機器の点検や性能保証があるということや、直営では職員人材の確保の点、育成の点を考慮すると、現時点では委託するほうがよいものというふうに思っているところでございます。 続きまして、備作高校跡地の利用についてのお尋ねでございます。 備作高校の跡地利用についてでございますが、従来から県の協力をいただけるように繰り返して要望しているところでございます。私も先日、岡山県の担当課へ出向きまして、協力の要請、詳細なことをお聞きいたしました。現在のところ、岡山県の跡地活用方針及び処分方法について、備作高校の跡地の利用について公用、公共用、公益事業でないと無償譲渡もしくは減額譲渡の対象にならない、こういうお返事を伺ってきたところです。これだけの規模の施設ですので、遊休施設にしておくのは施設、設備のためにも無益でございます。市といたしましても、拙速な結論に至らないよう民間の需要と動向をも踏まえて、また払い下げ等を実施している先進事例、これを研究してまいりたいというふうに考えております。また、備作高校跡地利用推進協議会のメンバーの大半の方が吉井地域の区長さんでございます。次回の吉井地域区長会において、この備作高校跡地の現状についてお話をさせていただきたいというふうに考えているところでございます。 また、この本件につきまして、後ほど教育長よりの答弁もございます。これは後ほどとさせていただき、私の答弁を続けさせていただきます。 続きまして、赤磐市の医療体制について4点ほどお尋ねがございました。順次お答えをいたします。 赤磐市全体の医療体制について、とりわけ市北部地域は医療過疎化が深刻な状況というふうになってる認識でございます。これらの問題を解決して市民の皆様が安心して生活が営めるよう、医療体制の充実について専門家を交えた検討会を設置し、検討を行いたいと、このように考えているところでございます。 続きまして、赤磐市立熊山診療所、これは仮称でございますが、これに併設する施設について、地域の方々が安心して暮らすために何が一番適するか、介護保険の専門家等をメンバーに加えて施設内容や規模について検討をするために、本議会への検討会の経費を計上させていただいております。これにつきましてよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、佐伯北診療所につきましてですが、赤磐市北部地域の医療体制の検討を行う上で検討していくものというふうに考えております。本議会へ検討会の経費を予算計上させていただいております。これにつきましても先ほど同様、よろしくお願いを申し上げます。また、それぞれの検討会に医療体制や複合施設の検討を行う参考資料の作成の委託として、医療・福祉の専門コンサルタントに業務委託を行う経費もあわせて計上させていただいております。これについてもよろしくお願いを申し上げます。 市民病院の耐震について、今回の議会に同様に耐震診断に係る費用を補正予算計上させていただいております。これについても、議決後に業務を発注してまいりたいと考えております。佐伯北診療所の耐震につきまして、赤磐市北部地域の医療の方向性を考える中で、必要に応じて耐震診断等を実施したいと考えてるところでございます。 また、交通弱者の交通の確保等についてでございますけども、現在、宇野バスとルートとか便数について調整を行っているところでございます。調整がつき次第、交通会議を開催してまいりたいと考えてるところでございます。 医薬分業について御質問ございました。 今回の計画によりますと、市民サービスとして院内薬局を計画しております。県の補助金対象事業となっておりますので、このあたりも御理解をいただきたいというふうに存じます。 赤字を出さないよう努力することにつきましては、なるべくスリムな診療所として、所長を中心に地域に慕われるような、そういう診療所として努力してまいりたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。 続きまして、財政基盤の強化に向けた取り組みについてのお尋ねでございます。 財政健全化アクションプランについて、3年間という比較的短年度で、しかも集中的に効果を上げることを目標に取り組んでいるものでございます。その内容につきましては、行財政改革推進本部会議において先般、その骨子を御検討いただきました。現在、各部署に重点実行項目、それからその効果額について調査を行って、削減効果を確実に出せる事業について現在、取りまとめを行っているところでございます。現時点で計画内容につきましては、第一に人件費の削減です。これは組織、機構の見直しも含めた削減でございます。次に、事務事業の見直しですけども、これは補助金、負担金、普通建設事業の見直し、こういったことを中心に考えてまいりたいと思います。次に、自主財源の確保です。これは施設の利用料や各分担金、負担金の見直しによる効果を期待するものでございます。最後に、特別会計等への繰出金の削減、以上4つを重点項目として、それぞれの実施可能事業、実施可能年度を決定して年度ごとの投資額を算出して、全体としての削減案を取りまとめてまいりたいと思います。現在、平成26年度当初予算の編成中でございます。アクションプランの内容と各事業予算の整合性や効果額等に注意しながら作業を進めているところでございます。 続いて、工業団地を早急に整備すべきという御指摘でございます。 これについては、工場用地の確保、これは企業誘致におきまして最優先課題であるというふうに認識しているところでございます。議員御指摘のとおり、本市は自然災害が少ない山陽インターチェンジを初めとして交通の結節点、こういったメリットがございます。さらに、企業活動に不可欠な豊富な労働力、すばらしい住環境、他にまさるすばらしい条件も整っております。この雇用の場を創出することによって、若者の定住にもつながっていくものと考えております。 市による工業団地の整備についてですけども、企業の立地計画に沿った規模及び造成方法等のニーズに応える必要があり、また経済情勢や市財政を勘案いたしますと、先行投資的に工場用地を造成する手法が一般ではありますけども、民間活力を活用した手法も念頭に入れて考えてまいらないといけないというふうに考えております。 適地の選定に当たりましてですけども、農地法や都市計画法の制限もございます。専門性の高い検討が必要であり、今後、県や国と十分な協議を行って御指導を仰いでいくこととしておるところでございます。このような状況の中ではございますが、赤磐市にとって非常に明るい材料として、本年9月定例県議会において物流拠点として開発の条件を緩和すべき地区として、山陽インターチェンジ周辺を対象とする発言もございました。これについても今後、注視してまいることといたしているところでございます。 続きまして、農業の振興についてのお尋ねでございます。 担い手の確保、育成につきまして、新規就農希望者を募集して農業体験研修などを実施し、新規就農者の確保に取り組んでおります。引き続き、新規就農者の確保に向けて取り組みを強めてまいりたいと思います。また、市内にある農業大学校の学生が卒業後に赤磐市内で就農してもらえるよう、農業大学校とも連携を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 農業の6次産業化につきましてですけども、既に近隣の民間加工施設でも赤磐市の桃などを加工して販売されております。桃やブドウなどの農作物の規格外品等も利用することで、農家の所得向上につながるものと思っております。農業振興には欠かせないと考えているところでございます。農業者や農協はもとより、商工会とも連携しながら6次産業化への取り組みを強めてまいりたいと考えております。 耕作放棄地対策につきましてですけども、地域の中心となる担い手の位置づけ、担い手への農地の集積計画、これらを盛り込む人・農地プランの作成、地域の担い手による農地を守っていくことを推進しているところでございます。また、農地の流動化を促進することによって耕作放棄地の発生防止につながることから、農地集積補助金を交付するなど、耕作放棄地の発生防止対策に取り組んでいるところでございます。また、農業委員会でも耕作放棄地対策のため、耕作放棄地解消に重点的に取り組んでいる先進地に視察研修に行きまして取り組み状況について研修してるので、これも参考にできるところは参考にし、取り入れ、連携して解消に取り組んでいくということにしております。また、小規模農家や兼業農家なども含めて地域で農地を守っていく活動に対して新たな交付金、日本型直接支払制度も国では検討されております。地域での活動をこういった制度を活用して支援していくものというふうに考えてるところでございます。 続きまして、市民、広域、デマンドバス等についてのお尋ねにお答えいたします。 市民バスについては、4月から熊山地域の3路線を高校生の通学に対応するダイヤへ改正し、運行を行っているところでございます。JR熊山駅への乗り入れを始めた可真・桜が丘東線において、利用が前年から伸びているということでございます。9月に町苅田まで運行を延伸の改正を行った赤坂地域については、買い物、通院のための利便性が向上したことにより、笹岡線、北佐古田線の2路線とも利用が伸びているところでございます。吉井地域のデマンドバスにつきましては、JA吉井支店への運行区域の拡大やダイヤの見直しを9月に行っておりますが、対象人口の減少もあり、利用者の増加には至っておりません。広域路線バスについては、乗り継ぎ場所の新道穂崎の待合環境が整備されたこともあり、見込みを上回る数の利用がございます。現在のところ大きな問題はないものと考えてはおりますが、必要に応じて適宜改善を図ってまいります。 また、御質問の専門の課についてでございますけども、現在のところはこの設置の予定をしていないところではございますが、今後、検討してまいりたいというふうに考えております。 次に、斎場及び公共墓地についてでございますけども、これにつきましては後ほど副市長より御答弁させていただきます。 続きまして、裁判及び告訴についてのお尋ねでございます。 市を被告とする係争中の裁判について、既に審理が終結し、本年12月20日の判決を待つのみとなっております。私といたしましては、その結果を待ち、どのような対応が最良であるかを判断していきたいと考えているところでございます。 私自身の告訴の件については、私の政治活動に係る問題であり、公式な場での答弁は控えさせていただきます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 続いての答弁を求めます。 内田副市長。 ◎副市長(内田慶史君) 失礼いたします。私のほうから斎場と墓地建設につきましての御答弁をさせていただきます。 まず、現在の斎場等の利用状況でございますけれども、平成24年度は、柵原・吉井・英田火葬場施設組合では施設利用件数167件中47件で28.1%、和気北部衛生施設組合では施設利用件数339件中68件で20.1%が赤磐の方の利用となってございます。ちなみに、赤磐市全体でお亡くなりになられました方が506人でございまして、岡山市のほうへ管外委託で391件という状況でございます。 次に、斎場の建設計画についてでございますけれども、火葬業務は市の業務でございまして、必要と認識いたしておりますけれども、大変立地が難しい事業でもございまして、建設計画を行う地域だけではなく、周辺地域の御了解もいただく必要のある施設でございます。また、市の財政状況も考慮いたしまして、この建設につきましては慎重に対応していきたいと考えております。 それから、公共墓地につきましては、旧山陽町の公共墓地計画から新市の計画へと協議する中で、現在は休止ということになっております。本件につきましては、非常に長年の経過をたどっております。現在、市内におきましては民間による墓地が整備されておりまして、残区画数、約950区画も多くございます。市の財政が厳しい折でございますので早急な取り組みが難しく、現時点では休止を継続すべきものと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 続いての答弁を求めます。 教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 皆さんおはようございます。 それでは、北川議員への御質問にお答えをいたします。 最初に、備作高等学校跡地利用についてお答えをいたします。 備作高等学校は、平成19年3月に閉校されて以来、長年にわたり利活用がなされないままとなっております。平成23年2月には岡山県知事に対し、社会教育施設を含む地域振興に活用できるよう要望書を提出いたしておりますが、具体的な進展はないのが現状であると報告を受けています。今後におきましても、市長とともに地元赤磐市への無償譲渡及び払い下げについて格段の配慮を要望してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 次に、赤磐市の学校教育についてお答えをいたします。 最初に、赤磐市の児童・生徒の学力の状況について説明させていただきます。 平成25年度は、小学校第6学年、中学校第3学年を対象として全国学力・学習状況調査が実施されました。また、中学校第1学年を対象として、岡山県学力・学習状況調査が実施されております。 それでは、それぞれの学年の結果について報告いたします。 小学校第6学年の国語、算数は、全国平均、県平均を下回る結果となっています。基礎基本の定着が十分でないこと、ある程度の長さの文を読む力が十分でないことが課題として浮かび上がっています。現在、各校は、各校で立てた学力・学習状況改善プランを作成し、授業研究を中心に各校の実態に応じた取り組みを行い、徐々にその成果が出てきていると考えています。中学校1年生の調査結果についても県平均を下回っていますが、国語、社会の活用に関する力の伸びが見られ、成果が出ております。一方、基礎基本の定着が十分でないことが引き続き課題となっております。中学校3年生に実施した国語、数学については、全国平均を下回っているものの、国語、数学ともにほぼ全国平均、県平均に近い数値となっており、成果が見られます。さらに、小学校6年生のときに受けた調査より数値は大きく改善してきております。また、赤磐市全体の学習状況については、どの学年においても学習時間が以前より延びてきており、成果が見られます。その一方で、テレビやビデオ、ゲーム等を視聴する時間が長く、引き続き大きな課題となっています。 これらの学力・学習状況調査の結果を受けて、まずさらなる教職員の意識改革を図り、赤磐市学力向上アクションプランに基づいて取り組みを進めてまいります。重点的な取り組みとしては、基礎基本の徹底、ICT機器の積極的な活用等により、学力を伸ばす授業改善に取り組んでまいります。 なお、今、御説明したことにつきましては赤磐市のホームページに平成25年度学力・学習状況調査の結果として載せております。 次に、モデル校の実施についてでありますが、現在、赤磐市教育委員会では磐梨中学校区と高陽中学校区を小・中連携の市研究指定校に指定し、取り組みを進めています。磐梨中学校区は平成23年度から平成25年度の3年間、高陽中学校区は平成25年度から平成27年度までの取り組みとなっております。市の研究指定校については、これからも継続して進めてまいります。また、学校地域支援本部事業、放課後学習支援事業、子育て支援事業などにつきましては、地域教育力向上の実践の場として、より一層の広がりと内容の充実を図ってまいります。 次に、新たな協議会の設置にかかわる御提案でございますが、平成26年度学力・学習状況調査や生徒指導に係る調査結果等を参考に、設置を検討してまいりたいと考えています。また、先進地の視察研修については、先進地の事例を積極的に活用することは教育課題解決に大変有意義なことと考えています。今後とも御理解、御協力をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、前回の実効性についての再質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) ごみ処理の進捗状況についてということで、市長は委託では専門業者により機器の点検や性能保証があるということでございましたが、当然これはやったときの内海プラントを使うようにさすんか、そのときには機器の点検とか保証はあるはずなんです。委託にしたからあるというの、これはおかしいんじゃないですか。違う業者がしたらどねえになるんですか。もう既に、先ほど申しましたように、私が行ったときに業者が決定しとる、内海プラントがやられると。おかしいんじゃないですか。もし違う業者がしたら、メンテナンスもできないでしょう。おかしいんじゃないですか。和気北部はどのように考えとるかもあわせて教えてください。簡単に全国都市清掃会議による積算根拠じゃ、こんなことは自分らあでもわかるんじゃないですか。今まで赤磐では山陽をやっとったでしょう、委託で。だから、何でも山陽方式ですか。ふざけるんじゃないですよ。和気北はどうなるんですか。和気北はやっていきょうりますがん。よそもやりょうりますがん。おかしいんじゃないですか。何か言やあ考え方で、参与とか皆さんが偉えと、おかしいんじゃないですか。聞かせてくださいよ、考えを。 以上です。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 市長、ちょっと待ってください。 北川議員、ほかの件はよろしいんですか、前回の実効性についての。              (11番北川勝義君「あ、失礼しました」と呼ぶ) 友實市長、ちょっと一回戻ってくださいますか。              (11番北川勝義君「ありがとうございます」と呼ぶ) はい。 ◆11番(北川勝義君) きょうは大変上がっとりまして、ありがとうございます。 備作高校の跡地利用なんですけど、備作高校の跡地利用の大半が吉井地区の区長ですので区長会でやるんではなく、やはり関係委員さんに協議会の委員に回してください。そうしなくてはわからないんです。 それから、教育長にもお聞きしたとこで、無償で公用、公共性、公益事業じゃなけりゃできないとかというような、教育長、あんな答弁ならしていただかんでよろしい、市長で。教育長としての考え聞きたかったんですよ。それから、嫌だったら岡山県に備作高校を持って帰ってもろうてくださいよ。備作高校の中にもはっきり言うて、卒業生もこの中へおる中で、私はずっとお金を出したり寄附をしてカンパ集めてやっとんですよ、体育館にいって、同窓会館、いろいろやっとんですよ。それがあるのに県だけの言うことを聞きょうんだったら、県が勝手に、それから閉校したんじゃないんですよ。再編されて統廃合されたんですよ、和気閑谷高校へ。跡地もあるんですよ。考えてください。今までこんだけ教育長、市長がいつ備作高校を見に行ったことがありますか、中とか外を。ないでしょう。あったら言うてくださいよ。だから、皆さんも心配しとんです、関係市町村も。だから、早く協議会の方は協議会できなかったら何らかのことを起こしてくださいというこってす。それどう考えとるか再度お願いします。 ○議長(小田百合子君) 医療体制等についてはよろしいんですか。              (11番北川勝義君「もうよろしいです、答えてくれりゃあ」と呼ぶ) では、答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それでは、再質問にお答えいたします。 まず、ごみ処理の委託についてのお尋ねでございます。 ごみ処理の運転管理につきましては、管理委託の業務、これは先ほども申しましたが、公益社団法人全国都市清掃会議の積算要領というものがございます。全国共通の積算資料でございますが、これに基づいて管理業務、機器の総合及び定期点検及び清掃等の管理業務を積算しております。適正な人員を配置して、適正な円滑な運転管理が行えるよう積算しております。 この業務の発注につきましてですけども、これは議員御案内のように、運転管理につきましては何も施設建設業者でなくても実施可能でございます。したがって、数社を指名して入札を行う予定でございます。この専門業者への施設の運転管理業務を委託し、安定した初期運転を行いたいという考えと職員削減をしている定員管理上、運転業務に係る職員の新たな採用が困難な、そういったことから人事異動による職員を配置しなければならない、人材の確保、育成についても人事管理面からも当面、運転委託がよいというふうに考えているところでございます。しかしながら、今後の運転管理の安定、こういったことを考えますと、さきの議会、9月でございますけども、これにおいて5年間の委託期間の中で6年目以降の焼却委託について直営についても再度検討していくというふうに答弁をしておりますとおり、技術の習得も含めて十分検討をしてまいりたいというふうに考えてるところでございます。 続きまして、備作高校についてのお尋ねでございますけども、これにつきまして関係者へのきちんとした説明、これは実施するべく図っていきたいと思います。この備作高校につきましては、県内の成功事例もございます。そういったものをきちんと把握しながらこの赤磐なりの方法を考え、それについても岡山県と協議を進めていくものというふうに考えてるところでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。              (11番北川勝義君「見に行ったか言うてくれえ。見に行ったか」と呼ぶ) 備作高校につきましては、申しわけありません、私、就任後に春に外からではございますけども、施設の視察、調査を行わさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続いての答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 跡地利用につきましては、今まで教育……              (11番北川勝義君「いやあ、いい、見とらんなら見とらんで」と呼ぶ) 現在、見に行っておりません。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 北川議員、よろしいか。 11番北川議員の再々質問を許します。
    ◆11番(北川勝義君) 備作高校の跡地利用のことなんですけど、やはり先ほども言いましたように、どこが同窓会館でやっとるとか寄附でやっとるのを見てください言ようんじゃ。それで、皆さんが同窓会の中で皆集まった協議会でこういうことも放棄して赤磐市に任せようということになっとるのに、何ら価値がないと。じゃったら、払ってくださいよ。どう考えとるか、それについてお答えください。 それから、ごみのことなんですけど、何か言やあもうええとか直営でええとかどうのこうの、5年間というのは長い。5年間長いけど、納得しとんですよ。そのときの9月の議会では何年か後に見直すということを言われとんで、これ5年やったら一発でやっしまうでしょ、債務負担行為だったら。そういうことも心配して私は言ようんです。 それから、当然いいんじゃったら、内海プラントは私に業者間で北川という議員が反対しておると、しておるから難しいんじゃと、こういう圧力かかって、そういうことが出とります。そんな業者を指名競争入札へ入れるんじゃねえでしょうねえ。それ答えてください。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 再々質問にお答えいたします。 まず、備作高校につきましてですけども、今後、岡山県等、あるいは県内の事例をもとに検討する中で、議員御案内の寄附、あるいは同窓会の施設等の考え方についても現地の確認、視察等を含めてしっかりと考えていくこととさせていただきます。 続きまして、ごみの委託についてでございます。 入札は、複数社の指名入札を予定してるところでございます。まだ入札前でございますので詳細については申し上げることができませんので、御理解をよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、赤磐市の医療体制についての再質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) 赤磐市の医療体制につきまして、ほとんどのことでわかって納得いった回答をいただいとんですが、ぜひ2点だけ。 一つは、今の赤磐市の中のある今の協議会です。市民病院の協議会だけではなく、赤磐市全体の運営委員会じゃないんですけど、こしらえて諮っていただきたい。それを年度内と言わず、早急にやっていただきたい。その中で医師、関係区長さん等の御意見、民生委員さんの意見を入れて聞いていただいたり、専門家はもちろんですけど、そういうこってよりよい赤磐市全体で不公平のない医療体制ができるように検討していただきたいということです。これについてどのように考えとるか、もう一度お答え願いたいと思います。 それから、佐伯北診療所ですが、これも結構でございます。これでやっていただければいいんですが、ぜひこれの場所等の考え方と設置等の考え方、旧吉井町役場の事務の福祉ゾーンにした考え方、そしてまた地域の方々の思い入れ、考え方等もありますので、前市長のように独断でぱぱぱっと私が決めたんでいいと、このごみと同じです。そういうやり方でなく十分考えて、また我々議員もおります。そして、議長、副議長もおられて、その中でこれはいいというような話を進めていただきたいと思っとりますので、そのことについて御答弁願います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 医療について、検討会議について吉井地域の方の御意見をという御指摘でございます。 これは議員御案内のとおりだと考えているところでございます。 また、市全体の考えを地域の人々のいろんな役の方々の御意見をという御提言でございます。 これにつきましてもそのとおりだと考えております。今後、どういう方で議論をいただくか、どういう組織を立ち上げていくか考えていく中で対応をしてまいりたいと思っているところでございます。 また、佐伯北の診療所の考え方についてのお尋ねでございますけども、この佐伯北の診療所の現在の場所、これについては議員御案内のとおり吉井地域の福祉、健康を支えるゾーンということを十分理解しているところでございます。また、現在建設中の高規格道路、美作岡山線のインターチェンジも近所にすぐ近接して建設予定であることを考えますと、この医療の重要な拠点としての位置づけは今後も変わらないものというふうに考えているところでございます。したがって、こういったことをしっかりと念頭に置きながら今後の医療体制、考えていくこととしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 北川議員、よろしいか。              (11番北川勝義君「よろしい」と呼ぶ) 続きまして、財政基盤の強化に向けた取り組みについての再質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) 3年間で6億円の行革効果をということでいろいろ言っとる中で、人件費の削減ということがあります。せえ、事務事業の見直し等、自主財源の確保とありますが、特に私は3番目の自主財源の確保、これを重点的にやっていただきたいと思っとります。というのは、今ある先ほども言いました墓地等の土地でも有効利用できる、何年かとか、ごみ処理のとこでも買っておる土地の有効利用できる、そういうことを5年間とか利用して赤磐市が財政が入るようにしていただければと思っとる。それについてどのように考えておるか、もしわかれば自主財源の確保を詳しくちょっと教えていただきたい。 それから、特別会計等々、それから助成金です、全体的な。助成は私は絶えず言っとります。10年もして一人前になったとこを助成する必要ないです。これからやるとこに、1年目とか2年目に助成すべきなんですよ。もう独立したら、各いろいろ助成しとることの見直しも含めて今後、新しいとこを出すには出す、ただ削るだけじゃなくカットするならカットする、しかし出すもんは出すということをどのように考えとるか、もう一度、事業事務の見直しということもあるんですが、教えていただきたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それでは、再質問にお答えします。 まず、自主財源の確保についてのお尋ねでございます。 これも議員御案内のように、御指摘のように、自主財源の確保は極めて重要と考えます。その方法といたしまして、まず各種料金等の適正な設定、あるいは地方交付税等の削減にならないように運動を行う。何よりも重要なのは、冒頭にも申しましたけども、企業誘致、産業を振興して税収入、固定資産税も入ってまいります。そういった赤磐市内の地域の産業を活性化させるということが何よりも優先される自主財源の確保策だと、こういうに思っておりますので、これらを重点施策として今後、取り組みを強めたいというふうに考えてるところでございます。 それから、助成金についての考え方、この各種の助成金ございます。これについてその役目を終えたもの、そういったものもあろうかと思います。これについては個々丁寧に審議を行って、行財政改革審議会とも協議をしながらこの考え方を改めてまいるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 北川議員、よろしいか。 11番北川議員の再々質問を許します。 ◆11番(北川勝義君) よくわかりました。一生懸命頑張っていただけると思って、3年間で実績出していただきたいと思ってます。 その中で再度お尋ねいたしますが、私は本当に嫌われて、吉井地域でも嫌われとる方がたくさんおります。というのは、税金、国保税、家賃、給食費等、払うべきじゃということを言っとります。そうする中で、災害資金等もあります。そういう中で、北川、おめえが払え払え言ようんかと、せえで赤磐市が文書ばあ持ってくるんかと、こういって大変怒られております。平等にするためには、国保税でも約5億円、市民税でも合わせたら10億円からの金が赤磐市の皆さんが払っていただけないのがある。ぜひこういうこともカットするんではなく、そういうことも債務で持ってくるということを考えていただいて、より厳しいかもしれませんが、例えば本当に困ってる方にどうこうというんじゃありません。そういうことを見きわめてやっていただきたいと思っとります。それについてどう考えとるか、滞納についてお答え願いたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 税金及び公共料金についての滞納整理についてですけども、これは議員御指摘のとおり、公平性の見地からも厳しく実施するべきと考えております。岡山県の滞納の組織とも連携を深めながら、この滞納整理について今後、取り組みを強めてまいりたいというふうに思っております。何よりも、納税者の公平性を確保することは極めて重要と考えてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 途中ではありますが、ここで、議場の時計で11時20分まで休憩とします。              午前11時12分 休憩              午前11時20分 再開 ○議長(小田百合子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続きまして、北川議員の質問の続きです。 企業誘致についての再質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) 企業誘致の再質問ですが、赤磐市全体の受け皿としての適地の検討等はどのように考えておるのか、それからUSSが移転した後にUSSの跡地はどのように活用できるかの2点、お願いします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 企業誘致のための適地の選定についてでございますけども、これについては特に農地法、都市計画法という大きな法律上の問題ございます。こういったものをしっかり考えながら、適地を考えていくべきものと考えております。その中で、9月定例県議会での知事の発言も注視するべきポイントと考えております。 それから、USSの跡地につきましても、約4ヘクタール足らずの土地でございます。これも企業を誘致する受け皿として、しっかりと企業にアピールしていくべきものと考えてるところでございます。もちろん、各企業にそういった働きかけをさせていただいてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 北川議員、よろしいか。              (11番北川勝義君「ちょっとぱっとこんのやけど、よろしい。よろしい」と呼ぶ) では、続きまして次に赤磐市の学校教育についての再質問を許します。              (11番北川勝義君「よろしいです」と呼ぶ) よろしい。              (11番北川勝義君「はい、よろしいです」と呼ぶ) 続きまして、農業振興についての再質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) この中で、環太平洋連携協定とかTPP、いろいろあります。その中じゃないんですが、市長がお答えの中で農業大学校の活用やりたいということいろいろありました。ぜひ岡山東農協でも申しております。ぜひ赤磐市のほうもこういう方の、もし来れるんじゃったら、役場の市役所の職員等にして活用していただきたいと思います。そのようなことは考えておりますかどうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 農業振興について、農大あるいはJAとの連携をということでございます。 当然これは推進すべきと考えておりますので、既にJA東あるいは農業大学校と担当者レベルの協議は進めているところでございます。具体策については、また予算等の関係もございますので、年度内に方針を出していこうというふうに考えてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 北川議員、よろしいか。              (11番北川勝義君「よろしい」と呼ぶ) 続きまして、市民、広域、デマンドバス等についての再質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) 先ほどの答弁で大体わかっておるんですが、今、悪いとこはないように市長は答えられたんじゃけど、なかなか悪いとこいろいろあると思いますが、一長一短にはいかないと思います。ぜひ私が言いたかったのは、市民バス、広域バス、デマンドの連携を図っていただきたい。吉井から今度は赤坂行くとか、赤坂から山陽へ行く、熊山へ行くという連携を図っていただきたいということが1点あるんです。それについてどのように考えて今度いかれるのか。交通会議へ諮るのもいいんですが、交通弱者の足とかいろいろなことがあると思います。それについてお尋ねします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 生活交通についてのお尋ねでございます。 当然、今のシステムが何も問題ないというわけではございません。さまざまな課題は抱えているものと思っとります。議員御案内の連携を図る、これは特に重要なものと考えますので、そういった検討を深めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 北川議員、よろしいか。              (11番北川勝義君「よろしい」と呼ぶ) 続きまして、斎場、墓地建設についての再質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) 斎場についてですが、現在の組合方式で和気、赤磐、何か北部衛生が和気町へあります。そして、柵原・吉井・英田、吉ケ原へ組合があります。その2つは何とか旧吉井町と熊山町はできております。しかしながら、3月31日で組合議会も解散する和気北部衛生等があり、運用はいろいろ委託とかありますが、赤坂、そして山陽等は岡山等へ行っております。一体的でバランスが悪いんじゃないじゃろうか、不条理ではないでしょうかということをお尋ねしたいと思います。 そして、先ほど申しましたように、赤磐市はないないないずくめではいけない。1つぐらいこういうとこをして、本当に安心して最期も見送れるのもあってもいいんではないかと思っとります。 それから、墓地です。墓地用地でございますが、墓地用地はよそへあるから民間があるというんではなく、やはり墓地用地で買うとんじゃったら有効活用利用をしていただきたいということがあるんで、その有効活用利用をするためにいろいろなプロジェクトをつくって考えていくべきではないかと思っとります。そして、皆さんが、多くの方が反対されるとこへ無理やり持っていくというのもおかしいです。やはり一部分でやるとかいろいろなことの考えでやらせていただければええと思うんですが、もうこのことに区切りをつける年が来ておるんではないかと思っております。有効利用できるんであれば、もしよその対応等でもできればしていただきたいということがあるので、お答え願いたいと思います。 以上です。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 火葬場及び墓地についての御質問でございます。 まず、斎場につきまして、確かに赤坂、山陽の地域の市民の皆様に不平等感のある形になっていることは否定できません。これについても不平等感を払拭する政策の進展が必要と考えてるところでございます。 また、赤磐市にさまざまな施設がないという御指摘でございますけども、これについても周辺の近隣の市町と連携を広めて、広域連携のあり方も考えながら検討を深めていく必要があるものと考えているところでございます。 公共墓地の土地の問題でございます。 これについても、議員の御指摘のように有効活用、こういったことも考えていくべきことというふうには考えます。これについては過去の長年の経過もございます。そういったものをよく検証しながら次なる方策を考えていくものというふうに考えておりますので、いましばらくお時間をいただいて検討してまいりたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 北川議員、よろしいか。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) ありがとうございます。 火葬場については、今後、赤磐市の10年間が、合併して10年がたってきて、総合計画等にもやっぱりいろいろ考え方は入れていかなければならないと思います。その中へぜひ必要な施設でありますんで、考えていただきたいと思っております。私がいろいろ話をしておる中では、吉井のほうでしたら皆さんが来ていただくんだったら、火葬場に、斎場をしても結構だという同意も得られるというとこも大変たくさんあります。なぜこのように申しておるかと申しましたら、吉井は大変合併して過疎になりました。うたい文句では赤磐の北の玄関といいます。北の過疎です、本当に。それよりは、そういう斎場がいいとかというんではありませんが、そういう施設でも来ていただければ赤磐のために一翼を担えるという気持ちを持っとるという市民、区長さんもありますんで、ぜひ総合計画にうたって、赤坂、山陽の方、熊山の方が吉井でもいいということがあればできると思いますんで、よろしくお願いいたしたいと思います。そのことについて、総合計画に入れてみるかいないか、もっと詳しく教えていただきたい。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求め……。 ◆11番(北川勝義君) あ、失礼、もうちょっと。失礼しました。和気北部のほうでは、熊山のほうのネオポリス東、桜が丘東、その人口割は外させていただくということで、市長、関係議員で出てきておりますので、議長初めそのことはもう少し詳しく説明願いたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) まず、斎場建設に際して、吉井の地区の市民の皆様が吉井の地区へ建設に同意をというふうなことをお伺いいたしました。市民の皆様の誠意と申しますか、お気持ちに大きな感謝を申し上げたいというふうに思っております。 総合計画についてどうかということですけども、これについては今後の検討課題の一つと、重要な課題の一つというふうに思っております。今後、総合計画の見直しの中で考えてまいりたいと思います。 もう一つ、和気北部衛生組合の負担についてでございますが、桜が丘東の地区を人口割から外していただくということは以前から課題になっていたという認識でございますけども、これについて今わかっていることで申しますと、熊山の桜が丘東の住民の方が利用している経過もございます。そういったことを鑑みて適正な処理が必要だと考えておりますが、今の負担軽減につながる料金の負担金の見直しを強く求めているところでございます。今回の正副管理者会議等でこれについてはある程度、方針が出ているようでございますので、決まりましたらまた御報告させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、裁判及び告訴についての再質問を許します。 11番北川議員。 ◆11番(北川勝義君) ありがとうございました。 いろいろありますが、12月20日に結論が出て結果が出るというのを待つんではなく、みずから従ってやって話し合いで和解をしていただきたいと思っております。そして、新聞等ありますが、謝罪広告は広報あかいわでもいいんじゃないかと思います。 ○議長(小田百合子君) 以上で北川議員……              (11番北川勝義君「ちょっと答え言って」と呼ぶ) 答弁。 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 裁判について、12月20日の結審を待たずにという御指摘でございますけども、これについて12月20日の判断を見て考えるという方針に変わりはございません。また、その結果についてでございますけども、結果がまだわかりませんので、その後どうするかというのは結果を見てから適正に考えていきたいと思いますので、御理解をよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) はい。 ◆11番(北川勝義君) 済いません、私の発言の中で不規則な発言があったという箇所があると思います。そこについては内容は申しませんが、議長の裁量なので、削除いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 削除させていただきます。 以上で北川議員の一般質問を終わります。 続きまして、3番澤議員の質問を許します。 3番澤議員。 ◆3番(澤健君) それでは、通告に従いまして3つ質問をさせていただきます。 まず1つ目でございます。6月議会質問内容の進捗状況について、中央公民館のレイアウトとシステムについて質問させていただきます。 6月議会で公民館の有効利用についてお聞きしました。この中で各公民館ごとのビジョンづくりをお願いしましたが、既に平成25年度の各公民館ごとのビジョンを公民館運営審議会の中で出していただいております。また、桜が丘地区には公民館がございませんので公民館講座がないと、公民館講座を開いてくれということに対しても、中央公民館で夏休みにいきいき交流センターで2回ほど講座を実施いただいております。非常に早いレスポンスということで、中央公民館長初め皆さん本当にありがたいというふうに思っております。 6月議会の質問の中で本日、進捗状況をお聞きしたいのは、公民館のレイアウトとシステムについて、特に公民館の中心でございます中央公民館のレイアウトとシステムでございます。6月議会で申し上げましたように、赤坂の公民館では非常にいいレイアウトになっておりまして、事務室の扉がいつもあいていて、そして利用者が事務室に入ってローカウンター越しに職員と対応すると。また、登録団体の利用ファイルが事務室内に置いてありますので、登録団体が利用するたびに必ず職員と触れ合うことになる。つまり、職員と利用者が顔を合わせて親しみが増すように配慮されているわけでございます。赤坂の公民館も小さな窓口がございますが、それは閉じてそういう形にしております。これに対して中央公民館は、行っていただくとわかりますけど、扉が閉めて、窓口へお回りくださいというふうに書いてありまして、あとは小さな窓口で利用者と対応するという仕組みになっております。中央公民館の利用者の方に聞きますと、館長が誰だかわからない、窓口対応がよくないというふうに言われております。今、予算も厳しく、多様な市民のニーズに応えていくために市民との協働は欠かせません。その協働の拠点の中心である公民館、そしてその公民館の中心的存在である中央公民館がこのような状況では問題であるというふうに思っております。 6月の議会では、教育長から利用者との触れ合いが増すよう配慮できるように検討していくというふうに回答をいただいております。そして、議会外ですが、現在の中央公民館のレイアウトは問題があると、ただ変更するには予算がかかるので次年度予算の中で検討していきたいという回答をいただいております。12月になりまして、教育委員会として中央公民館のレイアウト及びシステムについて、利用者と職員の触れ合いが増す工夫をどのように考えられているかお聞きしたいと思います。まず、それが第1点でございます。 第2点目でございます。第2点目は、学校選択制の検証についてでございます。 昨年の議会でも松田議員が学校選択制について質問をされています。平成19年4月にスタートした学校選択制は7年目を迎えております。現在の赤磐市の学校選択制は、赤磐市全域において指定された小学校、中学校、幼稚園がそれよりも自宅に近い学校、園がある場合は選択できる仕組みになっております。合併前は、目の前にある学校なのに、町が違うために行けなかったということに対して、合併してその効果を生かすため学校選択制を採用し、非常に効果があったというふうに考えております。 しかし、地域的には大きな問題を抱えてきているのも事実でございます。平成25年度の自治連合会要望書においても、この学校選択制が町内会活動、いわゆる隣組の構築、まちづくりにおける弊害が特に顕著なものになってきてるということで指摘されております。桜が丘東連合町内会から指摘が出ております。実際、桜が丘東1丁目、2丁目は桜が丘小学校学区なのに、東1丁目では今、94%、東2丁目では46%が山陽東小学校に通っています。特に、ほぼ半々の2丁目は大きな問題を抱えています。朝の登校時、普通は町で小学校に向かってみんなが同じ方向に行くのが普通なんですけど、東2丁目はみんな子供たちが交差しながら学校に通ってるというのが毎朝の姿でございます。これ非常に異常としか言いようがございません。また、学校が違うことでPTA同士も大きな課題を抱えてる。また、同じ学年の近所の小学生同士でさえ遊んでいないと、学校が違うと遊ばないと。非常に子供の成長にとって大きな問題になっておると思います。 さて、全国的に見ますと、2001年、文部科学省の21世紀教育再生プランというのを発表されて以降、学校選択制っていうのが全国的に普及しました。これは赤磐市のような合併によるものではなくて、閉鎖性の高い学校がより開かれたものにすることや学校が特色を出して魅力ある教育活動の実現ということを目的としたものでございます。しかし、今、学校支援地域本部の広がりなどで学校が開かれたものになってきたんですけれど、逆に学校規模、ちょっと風評でこの学校がいいとかこの学校が悪いっていうとその学校に偏るという問題が出てきまして、学校規模の格差が出てくるまたは先ほどの東2丁目と同じような地域協働がしにくいという弊害が出て、全国的に今、見直しが行われております。例えば杉並区では、平成23年度に学校選択制の検証を行って検討会を開き、3年間の移行期間を設けて平成28年度に完全に学校選択制を廃止するという選択をされております。 赤磐市においても、学校支援地域本部や放課後子ども教室を初めとして地域との協働が非常に進んできております。教育委員会の御努力もあると思います。今、家庭、地域、学校が一体となってネットワークを形成しつつあるわけです。そして、子供たちは家庭や地域の一員として、学校や社会という組織の中で成長しております。子供たちは地域で行われる活動を通して地域への帰属意識を高めて、次の時代の担い手として成長していくということが今、一段と大事になってきてるわけです。その中で、残念ながら今の桜が丘東2丁目の状況っていうのは、子供たちの成長の環境として全く望ましくない、改善する必要があるというふうに思っております。ただ、学校選択制っていうのは、御案内のとおり桜が丘東2丁目だけの問題ではございません。全市的に捉える必要がございます。そこで、学校選択制も7年目を迎えました。全市的にいい面や悪い面を検証する時期に来てると思います。 そこで、質問でございます。 今の赤磐市の学校選択制について、全市的に検証を行っていただきたいというふうに思います。今言った学校選択制のいい面もございますし、今言ったような問題点もございます。今後の政策のあり方を考えていく上で、まず学校選択制の何がよくて何が問題なのか、学校としてはどうなのか、地域としてはどうなのか、保護者としてはどうなのか、子供の成長にとってどうなのかという観点で検証を行っていただきたいというふうに思います。それが2点目でございます。 3点目、桜が丘いきいき交流センターの飲食禁止の再整理と公表についてお聞きします。 桜が丘いきいき交流センター──以下、センターと申し上げますが──では、自動販売機の前のテーブル以外では施設内全て飲食禁止になっております。会議室には張り紙がございまして、飲食禁止と大きく書いてございます。これは現実と合っておりません。実際、大ホールは多目的ホールでございますので、卓球を初め運動するグループが使ってるんです。夏場の暑い時期に飲み物を飲まなければ熱中症になります。また、会議室においても、一日会議する会議もございます。弁当を食べなくてはならないんですけど、自販機の前のテーブルっていうのは全員が座れるとは限りません。先日、私もいきいき交流センターの運営委員会、光成議員と一緒に参加しました。ペットボトルがちゃんと出てきて、課長も言われてましたけど、飲食禁止なんですけど、ペットボトル。つまり、現実、飲食禁止が難しいということなんです。あり得ない。そこで、その時々のセンター長の判断として、非公式な許可を出してるわけです。例えば、現在のセンター長であれば、さっき言ったペットボトルはいいだろうと言われてるわけです。それが一般にオープンになってるわけではございません。ゆえに、私の知り合いなんかは、いきいき交流センターは飲食禁止なんでお茶も飲めないから、会議はほかでしてるという方もいらっしゃいます。センター長がかわれば許可内容も変わるかもしれません。これはおかしい。 また、いきいき交流センターの条例施行規則、この中に利用許可申請書っていうのあるんですけど、利用心得には、湯茶を必要とするときには指定の場所で準備してください。お茶の葉等は利用者が用意し、利用者は茶わん、やかんなどを必ず洗って所定の場所に戻してくださいと明記されてる。施行規則にそう書いてあるんです。つまり、当初から飲み物はオーケーするつもりだったわけなんです。だけど、なぜか飲食禁止になってる。この経緯は関係者に聞いたんですけど、わかりません。とにかく、飲食禁止は施行規則とも合っていないんです。 さて、桜が丘いきいき交流センターの目的に戻って考えてみたいと思います。同センターの条例によれば、同センターは地域住民相互の多様な交流を促進し、コミュニティ意識の醸成を図り、もって活力ある住みよい地域社会を形成することとあり、同じような機能を持つ公民館はどうかを見てみたいと思います。赤磐市の公民館は、原則、飲食禁止はございません。一部、例えばここの中央公民館の大ホールなんかは、ここは飲食禁止ですが、会議室とかそういうとこは飲食禁止になってません。公民館の方に聞くと、誰が使ってるかわかるので、飲食して部屋が汚れて困るといったことはないということでございます。また、お隣の岡山市の公民館さんに聞いてみたら、もちろん飲食禁止などはありません。第一、触れ合い、助け合いの地域コミュニティづくりをしていくのが目的なのに、飲食禁止でどうしてできるんですかと。お茶を飲み、食事をするから親しくなっていくのでしょうと言われてしまいました。 保健福祉部のある方が、桜が丘地区は救急車がとまっても、その家の人は出てくるけど、ほかの家の人は出てこない、いざというときに助け合いの関係ができてない、今後、孤独死がたくさん出てくるのが心配だというふうに言われてました。現実、一月半ぐらい前ですけど、桜が丘東で孤独死が出ております。70歳前の男性の方ですけど、水道の検針の方が行かれて、水道メーターがおかしいまたはちょっと異臭がするということで、市と、それから警察の方が鍵をあけて入ったら、亡くなって2週間ぐらい過ぎてたということで、そういう孤独死が今後頻発してくる可能性もあるわけです。 ですから、桜が丘地区にとって最も大事なことの一つは、触れ合い、助け合いの住民協働のまちづくりなんです。その拠点であるセンターが飲食禁止っていうのは、施設を有効に使ってると言えない、おかしいことだというふうに思います。具体的な私への住民からの要望でいいますと、センターの和室を使ってる子育て中のお母さんのグループが、昼食を一緒に食べたいんですけど、許可が出ない、子供とお母さんが交流していくのに弁当も食べることができないんではおかしい、何とかしてほしいということを私のほうに要望されております。まさに、岡山市の公民館さんが言われるように、飲食禁止が交流を妨げてるわけです。それ以外でも、選挙中も含めて飲食禁止を何とかしてほしいという要望は住民の方からたくさん受けております。センターは桜が丘地区の公民館的位置づけなんだと、飲食禁止を続けるなら早く公民館を桜が丘につくってくれという意見も複数の方からいただいております。 そこで、具体的な質問でございます。 お願いしたいのは、センターの飲食禁止について、再整理して決めた内容を公表していただきたいということです。再整理に当たっては、センターは桜が丘地区にとっては公民館と同じく、触れ合い、助け合いのコミュニティづくりの拠点でございます。ほかの公民館の運用もぜひ参考にしてほしい。そのセンターの今の現実的な運用やお母さんの要望にあったように、センターの利用者や地域住民の意向もよく聞いていただきたい。そして、再整理していただきたいというふうに思います。 再整理いただけるとすれば、いつまでに実施いただけるんだろう。私としては、年度内に再整理していただいて、そして次年度から発表していただくというふうにしていただければありがたいなというふうに思っております。 以上でございます。回答よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それでは、質問にお答えします。 まず、桜が丘いきいき交流センターの飲食禁止について、お尋ねにお答えいたします。 現在、桜が丘いきいき交流センターには、自由に飲食をしていただける交流コーナーを設けているところでございます。それ以外の場所では、飲食は施設の美化を図る観点から原則禁止としておりますが、湯茶、ペットボトル等の取り扱いについては必要最小限度の範囲において許可してるところでございます。しかしながら、議員御指摘のように細やかな規定がなく、利用者の方への周知も不十分であった点については改善をしてまいることといたします。今後、利用者の方々等の御意見もお伺いしながら、施設管理に支障がない範囲において公民館に準じた運用に改めるよう検討を行ってまいりたいと考えております。このまた実施時期といたしましては、来年度から新たな運用が図れるよう取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 その他の御質問につきましては、教育長よりお答えをいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続いての答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) それでは、澤議員さんの御質問にお答えをいたします。 まず、中央公民館のレイアウトとシステムについて、6月議会の進捗状況についてお答えをいたします。 利用者と触れ合いが増すような配置を念頭に、現在の窓口をドアに変更し、事務所内にカウンターを設けて、事務所内で来館者と対応ができるような改修を現在、検討いたしております。事務所内にカウンターを設けることによって、公民館利用者の利用申請等の窓口の対応が事務所内のカウンターで椅子に座ってできるようになり、また窓越しで行っている公民館活動グループ活動時の名簿ファイルと部屋の鍵の受け渡し等につきましても事務所内の職員と接してできるようになります。挨拶を交わしたり触れ合いがふえたりすることによって、より親しみの湧く公民館にしていけると考えております。改修に必要な経費については、予算編成時に十分検討していくこととしております。公民館には、地域における学習拠点、地域づくりにかかわる活動の支援や地域の連帯意識の推進の役割が求められています。今後も地域協働の拠点としての公民館となるよう、中央公民館を中心に地域に根差した公民館活動の充実に努めてまいります。 次に、学校選択制の検証についてお答えをいたします。 学校選択制は、御質問にもありましたとおり、幼児、児童・生徒の通学距離の著しい偏りを解消し、通学の負担を軽減することを狙いとして導入され、はや7年が経過いたしました。現在の学校選択制の利用状況ですが、桜が丘中学校区、磐梨中学校区を中心に幼稚園で44名、小学校で157名、中学校で同じく157名となっております。しかし、制度導入から7年が経過し、今回、御指摘がありました地域も含めて全市的に制度の成果と課題を検証する時期であると認識しております。 なお、検証時期、検証方法につきましては今後、検討してまいりたいと考えております。御理解どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 一括しての答弁が終わりました。 ここで、澤議員の質問中ではありますが、議場の時計で午後1時まで休憩といたします。              午前11時56分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(小田百合子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続きまして、澤議員の質問、6月議会質問内容の進捗状況について、中央公民館のレイアウトとシステムについての再質問を許します。 3番澤議員。 ◆3番(澤健君) 中央公民館のレイアウトとシステムの変更について、非常によく考えてくださり、ありがとうございます。 質問でも申し上げましたとおり、今、予算も厳しく、多様な市民ニーズに応えていくためには市民との協働というものが欠かせません。その協働の拠点の中心である公民館、そしてその公民館の中心の中央公民館、このように利用者と触れ合いが増すシステムに変更いただくのは非常に大きな意味があります。改修には経費がかかります。非常に教育委員会でもいろいろ節減を考えてくださってると思うんですが、やはり将来の経費節減に結びつくようなこのような投資でございます。費用のほうは市長、財務部ということになります。特段の配慮を市長及び財務部長にお願いしたいというふうに思います。これから予算を整理していくということなので明確なお答えはいただけないと思うんですけど、このレイアウトとシステムの変更について市長のお考えを聞きたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 石原財務部長。 ◎財務部長(石原亨君) それでは、澤議員の再質問にお答えさせていただきたいと思います。 予算措置ということでございますが、現在、予算の取りまとめを行っております。そういうことで、全体の予算を取りまとめていく中で、教育委員会と十分協議しながら進めてまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 澤議員、よろしいか。              (3番澤  健君「よろしいです」と呼ぶ) 続きまして、学校選択制の検証についての再質問を許します。 3番澤議員。 ◆3番(澤健君) 学校選択制について検証の必要性を認めていただき、ありがとうございます。 検証の時期については、今後、検討されたいということでございます。確かに、全市的に検証をしていくわけでございます。その検証方法を含めて検討されてるわけで、簡単ではないと思うんですが、現実的に桜が丘東2丁目地区では大きな問題が起きております。ゆえに、ずるずる延ばすことは望ましくないというふうに思っておりまして、今年度は難しいと思いますが、せめて来年度に実施いただけないでしょうか。御回答をよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 再質問にお答えをいたします。 学校選択制の検証につきましては、幼稚園、学校、PTA、町内会など、それぞれ立場で意見をお伺いすることが必要になるかと思っています。教育委員会部局だけではなく市長部局とも連携を深めながら、平成26年度から27年度初めにかけて慎重に進めてまいりたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 澤議員、よろしいか。 3番澤議員。 ◆3番(澤健君) ありがとうございます。 最後に、検証方法でございます。質問でも申し上げたとおり杉並区でもやっておりますし、前橋市などたくさんの事例がございます。そういう全国の事例をぜひ参考にしてやっていただきたいと思います。学校教育課、いろいろほかもお忙しいと思うので大変だと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。回答は結構です。 以上です。 ○議長(小田百合子君) では、続きまして桜が丘いきいき交流センターの飲食禁止の再整理と公表についての再質問を許します。 3番澤議員。 ◆3番(澤健君) 桜が丘いきいき交流センターの飲食禁止についても再整理と公表の必要性を認めていただき、しかも公民館に準じた運用にし、今年度に見直しを行っていただけること、まことにありがとうございます。管財課や桜が丘いきいき交流センターなど御担当の職員の方初め関係者の皆様、御努力に感謝します。よろしくお願いいたします。 今回、桜が丘いきいき交流センターの飲食禁止について、公民館に準じて変更していただけるわけですが、その根底にあるのは桜が丘地区に公民館機能がないということが大きな問題なわけでございます。合併して桜が丘地区は1万6,000人の団地になっております。ことし、赤磐市は山陽新聞に出ましたが、数少ない人口増の市になっております。各地の御努力もありますが、やはり桜が丘地区が人口増を引っ張ってる面が大きいと思っております。子育て世代を中心に、他県他市から人の誘致をする戦略的に位置づけられる桜が丘地区です。桜が丘地区はさらに住みやすく、子育てしやすい町にしていく必要があると思っています。そのためには、ほかの地域にある公民館機能が必要で、財政厳しい中、新しい公民館ができない中で、どういきいき交流センターに公民館機能を付与していくかと、それを考えていく必要があるわけでございます。そういう意味で、公民館機能をセンターに付与していくかをぜひ市長を初め行政の方にも御検討いただきたい。我々もそうですし、市民も考えていきたいと思っています。今回の飲食禁止を私は公民館に準じて変更いただくのは、まさにその最初の一歩というふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。御回答は結構です。 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小田百合子君) 以上で3番澤議員の一般質問を終わります。              (3番澤  健君「ありがとうございました」と呼ぶ) 次に、8番金谷議員の一般質問を許します。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) それでは、一般質問をさせていただきます。 まず、赤磐ブランドづくりについて質問をさせていただきます。 6月議会に地域ブランドについて質問をさせていただきました。この12月議会を前に、同僚議員4名が島根県の大田市と出雲市の視察に行かれました。私も予定をしておりましたが、ちょうどヌートリアの取材が東京のテレビ局からあり、同行することができなくなってしまいました。島根県では積極的に地域ブランドについて取り組んでいるというのを見つけ、大田市と出雲市の取り組みを調査してきていただくようにお願いをいたしました。特に、大田市においてはおおだブランド認証制度を平成19年に制度化し、その実施要綱を明文化しております。また、市役所にはおおだブランド推進係を設け、積極的な取り組みをしております。その目的として、第1条に以下のようにあります。 この要綱は、大田市の地域産品のうち、認証基準に適合する品質を備えたものをおおだブランドとして認証することについて必要な事項を定め、地域を代表する商品を絞り込み、その生産、販売について重点的に支援を行うことによって大田市の誇れる、売れる商品づくりを進め、その認知度を上げるとともに、ブランド認証商品を通じて大田市全体のイメージアップを図り、地域産品の流通拡大と地域産業の活性化につなげていくことを目的とするとあります。 大田市に負けないような取り組みが赤磐市にも必要だと思わないでしょうか。まず、市長のお考えをお尋ねいたします。 私は、以前にも鳥獣被害対策のための係を農林課の中に設けてはと質問をさせていただきました。肯定的な答弁をいただいておりましたが、備前市さんのほうに先を越されてしまいました。いかがでしょうか。鳥獣被害対策の係をも含めて考えていただいてはいかがなものかと思います。 次に、赤磐市の知名度アップについて質問させていただきます。 山陽、熊山、赤坂、吉井の旧4町が合併して赤磐市が生まれたわけです。市長は、赤磐市の知名度アップにはどのような努力がなされ、実際にどのような評価になっていると承知されているのかお尋ねをいたします。もちろん、市長はこの4月から市政のかじ取りを任されているわけですから、御自身がこうしてこう評価されていると言うわけにはいかないかとは思いますが、いかがでしょうか、お答えをお願いしたいと思います。 さすがと思われるようなことで知名度アップをアピールできていますでしょうか、お尋ねをいたします。市長はどのように思われるかわかりませんが、私はまだまだ知名度がアップしているようには思いません。よいことで知名度アップしなければ何にもなりません。もしできていないとすれば、知名度をアップしなければならないのではないでしょうか。そのことについてお考えをお聞きいたします。最初に質問させていただいた赤磐ブランドづくりも一つだと私は思っております。どのように市長は考えておられるのかお答えをお願いをいたします。 次に、お笑い赤坂亭や適塾の活用について質問をいたします。 合併前の赤坂町時代につくられたお笑い赤坂亭や赤坂適塾の活用について、十分な活用がなされていないと思います。まず、お笑い赤坂亭について言えば、合併以後、赤磐市のお笑い赤坂亭という感覚のもとに、その有効活用がなされていないと思います。赤磐市には4万5,000人に上る市民が住んでいるにもかかわらず、お笑い赤坂亭の駐車場は三、四台分しかありません。定期高座の案内は前日の夜、防災赤坂による放送、東西の落語を1カ所で聞くことができる価値あるものであるにもかかわらず、いまだにその代金は300円のままです。プロの落語を生で聞くことができる、日本の文化を多くの市民に聞いて見ていただけるほかにはない施設であるにもかかわらず、行政としての取り組み、かかわり、そして重要度の認識が希薄ではないでしょうか。どのように考えておられるのかお答えをお願いいたします。 また、赤坂適塾の活用についても同様なことが言えます。宿泊研修施設としての利用促進を行っているわけですが、なかなか積極的な活用がなされていないように思われます。赤磐市に来られ、宿泊が必要となる人たちも多くおられると思います。どこに宿泊を求めるのか、皆さんほかの地域に求めておられます。1人でも2人でも赤磐に泊まっていただきたいと思いますが、どのような努力がなされているのか、またどのように研修等の利用を促進しているのかお尋ねをいたします。 次に、赤坂地域の学校環境の整備について質問をいたします。 赤坂地域と吉井地域の小学校統合問題について、教育委員会からはさきに提案があり、一方的とも思われるその提案に多くの地区民が首をかしげ、結果としてその時点での統合案は消えてしまいました。地区住民との十分なコンセンサスをとらないままで、一方的な推し進め方が多くの反発を生んだのではないかと私は思っております。教育委員会からの案が見送られるとの決定を報告される最後に、5年間は統合の議論はしないと言われたことが私は今でもひっかかっております。どんどん子供の数が減り、地域も過疎化が進む中で地域住民とよく話し合って、将来を見据えた学校再編を含む計画立案は停滞することなく進まなければならないと私は考えているのですが、将来の赤磐市の構築の観点から市長はどのように考えておられるのかお伺いをいたします。 特に赤坂地域については、小学校3校が一緒になって赤坂地区1校に、そして赤坂中学校と一緒に小中一貫校を計画してみてはどうかと、あくまで一つの検討案として私は考えていますが、市長、教育長のお考えはいかなるのものかお聞かせいただきたいと思います。 その際、赤坂中学校の空き教室や旧赤坂庁舎や周辺の市の施設の有効利用も考え、また保育園の統合、新設地区との関係も考慮し、スクールエリア、文教エリアとして赤坂中学校周辺を考えてはどうかと思いますが、市長の考えをお聞かせください。 次に、悪条件下での緊急連絡の伝達についてお尋ねをいたします。 赤磐市では、緊急連絡の伝達において旧町の施策の違いから相違があり、新市になっていろいろな努力がなされてきたと思いますが、受け取る側の市民からはまだまだ不十分の声が聞かれます。10月に発生した伊豆大島での土砂災害を見て、大雨時に窓を閉め就寝していた場合、防災放送はほとんどの家で聞き取ることはできません。戸別の受信設備のある家においては情報を知ることができますが、設備のないところも多くまだあります。以前、エリアメールについて一般質問がありましたが、日々、携帯電話の普及率や高機能化が進んでいる中、再度、エリアメールの普及を考えてはどうかと思いますが、お考えをお聞かせください。 次に、新庁舎及び警察署の移転誘致についてお尋ねをいたします。 赤磐市役所本庁舎においては老朽化も進む中、耐震強度の不足も指摘されており、その補強工事も行わなければならない状況です。税収、交付税も減少していく折、この際、必要最小限の新庁舎の建設を考えてはどうでしょうか。耐震補強を施したところで、建物の老朽化は防ぐことはできません。いずれ、新庁舎の建設を考えなければならなくなります。また、現庁舎周辺は道も狭く、不便です。新庁舎移転に伴い跡地周辺の再開発を考えれば、もっともっと赤磐市は活性化すると思います。一例として、用地売却も考え、商業施設への再開発を行ってはいかがでしょうか。市長はどのようにお考えかお聞かせをください。 また、赤磐警察署も新庁舎の周辺に誘致すればよいと思います。消防庁舎や新ごみ焼却施設の周辺に新庁舎や警察署を配置すれば、迷惑施設的なごみ焼却施設の周辺に庁舎が並ぶことにより地域理解も深まり、公の施設が集まることにより、より利便性が高まると思いますが、どのようにお考えかお尋ねをいたします。もちろん、市長が掲げている3年間での6億円の削減目標があることは重々理解している上でのお伺いでございます。 次に、鳥獣被害対策についてお尋ねをいたします。 鳥獣対策については全国的に頭を悩ませている問題です。それぞれの地域において工夫を凝らして真剣に取り組んでいると思いますが、昨年度の事業について会計検査院から60億円もの無駄遣いの指摘を受けたと報道され、一生懸命その対策に取り組んでいる者として大変残念でしょうがありません。我が市ではそのような指摘を受けたと聞いていませんが、電柵など補助を出して事業を行っているわけですが、問題はないのかお尋ねをいたします。 また、鳥獣被害に直面しているのはほとんどが耕作放棄地や山林地域となっているわけですが、よくよく考えてみると、この地域で猟師さんや農家の方が害獣の捕獲や駆除、そして防御をしてくださるからこそ、町や団地に野生獣の被害が発生していないわけです。この件は専門機関でも指摘をしているところでございます。そのありがたさを十分に感じ、鳥獣被害対策には格段の配慮が必要だと私は考えますが、市長以下、担当としてはどのようにお考えであるかお答えをお願いいたします。 先日、東京のテレビ局がヌートリアの実態を報道したいと訪ねてこられ、その案内をさせていただきました。京都の鴨川をヌートリアが泳いでいるというニュースに対して、早速、東京のテレビ局が動き、全国で一番有名なのが岡山県ということで、3日間の予定で取材の協力をお願いされました。細かくは機会があればお話ししたいと思いますが、赤磐市は岡山県の中でも先進的な取り組みをしていると評価され、この取材となりました。それは、ヌートリアとアライグマに対して地区計画を策定し、狩猟免許がなくても捕獲できるように講習会を実施し、対応しているということからです。このようなことが先進的にできる赤磐市において、鳥獣被害対策、特に鹿やイノシシに対する対策についてどうするのか、積極的な施策をお伺いをしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それでは、金谷議員の御質問にお答えいたします。 まず、地域ブランドについてのお尋ねでございます。 市といたしましても、地域活性化、産業振興等を推進する手段として、地域産品のブランド化はとても有効な手段であると認識しているところでございます。市内でも、赤磐商工会が中心となって赤磐ブランド推奨産品認定規定を策定しております。赤磐地域の地場産品を推奨し、消費者に愛される特産品づくりを推進することで地域のイメージアップと商工業の振興に資するために、平成18年から活動を続けているところでございます。主な認定基準といたしましては、製品、商品、生産物分野では地元素材を活用し、原則として地元で製造していることなどが掲げられております。認定商品につきましては、地酒や米粉商品、果実や黒豆の加工品など、昨年度までで16業者から60品目が認定されておりました。先日行われました本年度の赤磐ブランド認定委員会において新たに2つの商品が認定され、現在、16業者、62品目となったところでございます。また、特産の農産物では桃、ブドウ、ナス、黄ニラ、キュウリなどが産地として市場で高く評価されておりますが、特に赤坂地域ではブドウの品質にこだわり抜いた新たなブランド、誉乃AKASAKAが生まれるなど、誇れる地域資源がたくさんございます。市といたしましても、こういった地域産品を桃太郎まつりのような各地域自慢のふるさとブランドが集結し、たくさんの方々の目に触れる場や県が主催する首都圏や関西圏での観光プレゼン及び商談会などのさまざまな場面を活用し、販路拡大を図っていきたいと考えております。さらに、本年10月に発売3周年を迎えました朝日米らーめんも、県内の女子中学生8人でつくるアイドルグループによるPRソングが発売されるなど話題を呼んでおりますが、こういった赤磐商工会が推進しているブランド化等の地域産業の振興に係る活動に対して平成22年度から補助金を交付しているほか、展示会出展に係る支援制度を設けるなど、主に販路拡大と広報、PRの面で赤磐商工会と連携して地域ブランドづくりの推進に取り組んでいるところでございます。今後とも地域経済の振興策と位置づけ、積極的に商工会と連携し、赤磐ブランドのPR及び振興を推進してまいります。 次に、赤磐市の知名度アップについてのお尋ねでございます。 赤磐市の知名度をアップさせるため、市の特産品や赤磐ブランドの推進、関東圏、関西圏に向けた移住相談会へ参加し、広く赤磐市をPRするなど、さまざまな取り組みを行ってまいりました。御指摘のとおり、赤磐市の知名度のアピールはまだまだと承知しております。赤磐市をより広く認知してもらうためには、さまざまな媒体や手法を使った取り組みが必要だと考えております。私も市長就任以来、市の行事等をできるだけマスコミ等に発表して赤磐市の情報発信に心がけております。今後も、政令市に隣接し、温暖で災害も少ない企業立地の優位性やすばらしい市の特産品や赤磐ブランド、交通の利便性、また子育て環境の充実、住みやすさ等、広く対外的にアピールし、赤磐市の知名度アップに取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。さらには、再来年には赤磐市が合併して10周年を迎えます。合併10周年記念事業を広く赤磐市をアピールする機会というふうに捉えまして、インパクトのある情報発信をしていきたいというふうに考えているところでございます。 次に、お笑い赤坂亭と赤坂適塾の活用についてのお尋ねでございます。 赤坂地域にある施設の活用について、まずお笑い赤坂亭でございますが、当施設は落語家、雷門喜助師匠によるプロの落語が堪能できる全国初の公営寄席であり、市といたしましても市内外に誇れる貴重な人材の資源であると認識をしてるところでございます。現在では、お笑い赤坂亭での毎月の定例寄席、それから市内各団体からの要請による出前寄席を開催しているところでございます。御指摘のとおり、当該施設は駐車場も少なく、収容人数も40人程度であり、24年度の来場者数は約300人で、月平均では25人となっております。より多くの市民の方々及び市外からの来場者の方々をお迎えして落語を楽しんでいただけるようにするため、開催場所の設定や開催内容及び広報の仕方などについて喜助師匠と協議しながら検討してまいります。具体的には、山陽、赤坂、熊山、吉井の公民館等で開催することや、広報では新聞、ラジオ、ホームページ、防災無線等を活用する方針で行いたいと思います。 次に、赤坂適塾についてでございます。 当該施設は数少ない市内の宿泊施設として、都市と農村の交流を目的に設置してるものでございます。宿泊の部屋は2室の和室で、宿泊定員はそれぞれ5名と7名です。研修施設としては50名が収容できる和室があり、家族連れや比較的小規模な宿泊研修に適していると考えております。かつては団体での観光が中心でしたが、最近では地域ならではの食、歴史、名所に魅力を求める観光客や田舎暮らし志向の方々を対象とした利用促進を検討してまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、赤坂地域の学校環境の整備についてのお尋ねでございます。 まず、平成23年度から24年度に取り組んできました学校統合の取り組みにより、保護者を初めとして地域の皆様にも将来的には統合をしなければならないという認識は共有いただいたものの、この時点におきましては学校を存続させたいという考えが大勢であったと受けとめております。そして、それぞれ現在の学校環境を少なくとも5年間は存続し、教育活動の充実を図っていくと報告を受けているところでございます。私といたしましても、今後も教育委員会と協力し、子供にとってより望ましい教育環境づくりを目指していきたいと考えているところでございます。 また、赤坂地域小学校3校と赤坂中学校の小中一貫校及び赤坂中学校周辺の総合文教エリア化につきましては、各分野の施設が多く混在する状況であります。赤坂地域全体のまちづくりも視野に入れた中で、総合的に研究してまいりたいというふうに考えているところでございます。 続きまして、悪条件下での緊急連絡の伝達、エリアメールについてのお尋ねでございます。 エリアメールは、緊急時の情報伝達手段として有効なものの一つとして、昨年5月以降、NTTドコモ、au、ソフトバンクの携帯3社と順次、利用契約を締結し、情報の発信を行っております。本年9月4日の秋雨前線による豪雨時、正崎地区に避難勧告を発令いたしましたが、この利用契約に基づきエリアメールでも情報発信を行いました。エリアメールによる情報を発信する市側の環境は、携帯3社に同時に、より迅速に情報発信ができるよう一括配信サービスシステムを本年度導入いたしました。一方、情報を受信する側の環境は、携帯3社と利用契約を締結することで、現在、市場に出回ってる携帯会社のほとんどを網羅していると考えられます。これらのエリアメールの機能を最大限発揮し、防災行政無線とあわせて災害に対応してまいります。 続きまして、新庁舎及び警察署の移転誘致についてのお尋ねでございます。 議員御指摘のとおり、市役所本庁舎を初め各支所の耐震強度は、数値上、東日本大震災以来、安全といわれる基準に対して万全とは言えない状況にございます。しかしながら、中期財政見通しの中、市民へのサービスを差しおいて着手するには緊急性には乏しく、本庁舎の移転新築はより多くの財政支出と将来への負担を残すことが予想されることから、重要な案件ではございますが、慎重に他市の状況も十分に調査しながら考えていきたいと思っているところでございます。また、市民の安全・安心のためには、市内に所轄警察署が置かれているのが本来の姿であるというふうには思います。しかしながら、県議会で県警本部長が早期の移転整備は難しいとの答弁もされております。しかしながら、赤磐市としては今後とも早期移転の実現を要望していきたいというふうに考えてるところでございます。 続きまして、鳥獣被害対策についてのお尋ねでございます。 鳥獣被害対策につきましては、今議会一般質問通告によりますと多くの議員の皆様から質問をいただいております。関心の高さを感じるとともに、その重要さをひしひしと感じているところでございます。 防護柵の設置補助事業につきましては、地域で設置する場合には受益戸数や延長に応じて補助金を交付しております。財源として県の補助や農業共済組合の助成を受けておりますが、実施に当たって補助要件の確認を行うとともに、完成後は現地検査を実施しており、現在のところ問題となるようなものはございません。 先般の岡山市内でのイノシシの捕り物騒ぎや、山陽地域でも約30年前にけが人が出るような騒動がございました。このような事故を防止するためには、猟友会や農家の皆様のおかげというふうに感謝してる次第でございます。防護柵を広域で取り組んでいただければ、山からの侵入を防ぐ効果も上がるでしょうし、費用も軽減できます。また、地区環境調査事業などにより、地域で有害鳥獣対策に取り組んでいただきたいというふうに思っているところでございます。平成26年度の取り組みといたしましては、防護柵の設置補助事業につきまして年度途中の要望に、これにもお応えできるような柔軟な対応が可能になるよう制度の改正を予定しているところでございます。また、イノシシ等の個体数を減らすため、捕獲補助金につきまして周辺市町の状況を見ながら、見直しの必要性について検討することとしているところでございます。被害状況や先進的な取り組みの事例の把握に努め、鳥獣被害防止対策協議会で協議しながら取り組みを強めてまいりたいと考えております。 専門部署の設置につきまして、これは既に設置されております市町村の波及効果、活動内容などを調査し、検討をしてまいることとしております。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 続いての答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 金谷議員の御質問にお答えをいたします。 小中一貫校について、赤坂地域3小学校と赤坂中学校の一貫校を計画してみてはということにつきましては、小学校から中学校への進学において、新しい環境での学習や生活への移行をする段階で不登校等の生徒指導上の諸問題、いわゆる中1ギャップに対応し、小学校、中学校がよりよい円滑な接続や連携に取り組むことや学校の特色づくりを進めることができるという利点があると考えています。また、主な内容としては、小学校高学年での一部教科担任制の導入や中学校の教師が小学校の授業を行う交流授業などがございます。現在、この小中一貫教育につきましては、文部科学省の中央教育審議会初等中等教育分科会でも検討が行われているところでありますが、小・中学校の9年間を通じたカリキュラムで教育する小中一貫校が全国的にふえていると聞いております。今後、赤磐市におきましては、小学校、中学校それぞれにおける規模適正化の統合を検討していく中で、議員御提案の小中一貫校も視野に入れた学習環境づくりを研究して進めてまいりたいと考えています。今後におきましても御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、赤磐ブランドづくりについての再質問を許します。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) それでは、再質問をさせていただきます。 地域ブランド、特に赤磐ブランドについては、私は赤磐市の積極的な取り組みをお願いをしたい、再三質問させていただいております。赤磐商工会は、米粉ラーメンを初め積極的に本当に頑張っておられると私は理解をしております。 お尋ねをもう一度するのですが、地域ブランドに関係するものは全部が赤磐商工会に属しているのかどうか。お答えの中には、赤磐商工会が云々というふうなお答えがありました。そこの辺をお考えをお聞きしたい。 それから、赤磐のブランドとして認定されているのが16業者、62品目というのがあります。これについて、全部それが赤磐市の生産者のものなのか、赤磐商工会に加盟しておられる方のものが入っているのかどうか、加盟していない人のが入っていないと思いますが、そこら辺のところについてもお聞かせをいただきたい。 それから、認定された62品目について、担当部署で恐らく名前を上げろといっても、それはなかなか難しいことだと思います。それが、62品目がどれだけ売れて、どれだけ地域のイメージアップにつながったかというような検証の結果についてお答えをお願いをしたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 馬場産業振興部長。 ◎産業振興部長(馬場広行君) それでは、金谷議員の再質問にお答えをさせていただきます。 まず、1点目の全てが赤磐ブランドに属しているのかといいますと、特産品、非常にたくさんございます。したがいまして、商工会にブランド認定に全てが入っておるというわけではございません。 それから、2点目の62品目全て赤磐市かということでございますけれども、赤磐商工会、赤磐市は合併しましたけれども、従来の赤磐郡のエリアを担当いたしております。したがいまして、赤磐市外、具体的には瀬戸町のものも含まれております。それから、認定品については商工会の会員のものでございます。 それから、3点目のどれだけ売れているか検証ができているかということでございますけれども、これについては申しわけございません、資料がございませんので、また委員会等へ御報告させていただけたらと思います。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 金谷議員、よろしいか。 3番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) 3番金谷じゃあありません。8番金谷でございます。 ○議長(小田百合子君) ああ、ごめんなさい。 ◆8番(金谷文則君) 再々質問をさせていただきますが、先ほど部長がお答えになったように、商工会のものは旧赤磐郡のものが入っているっていうのは想像する範疇です。ですから、ピュアな赤磐市の地域ブランド、赤磐市のブランドというものをやっぱり考えていただきたいなあと、そういう気持ちがあるかどうかお答えをいただいて終わりたいと思います、ここは。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 赤磐ブランドについて、純粋に赤磐市内の産品についてブランドとしてはどうかという質問でございますが、大事なのはこの赤磐の産品が知名度を上げて消費が向上し、農家や業者の方の所得が向上するということが最も大事でございます。そういった観点をしっかりと踏まえながら、この赤磐ならではの産品についてしっかりとアピールをしていきたいと、このように思っているところでございます。それが商工会のほうに赤磐市内だけをというふうな話にはつながってはまいりませんけども、赤磐市といたしましては当然、赤磐市の特産品、産品をしっかりとアピールする、そういった施策を展開していきたいというふうに考えてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) よろしいか。              (8番金谷文則君「再々質問」と呼ぶ) 続きまして、お笑い赤坂亭や適塾……              (8番金谷文則君「ちょっと、少しスピードを落としてもらって」と呼ぶ) 失礼いたしました。 続きまして、赤磐市の知名度アップについての再質問を許します。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) ちょっと紛らわしい、2つ続いてるんで議長も混乱されたんかと思いますけど、知名度アップについての再質問をさせていただきます。 お答えの中で、特産品や赤磐ブランドの推進、そして都市圏に向けた移住相談で広く赤磐市をPRしてきたというふうなことでございます。まだまだ足りないなあというふうな御答弁もされておられます。一生懸命頑張っていただきたいなあと思います。特に農産品において、赤磐市においては大変優位なものがあるかと思います。ほかの市などでは海外に桃を出荷しただとかブドウを出荷しただとか、マスコミをうまく利用して知名度アップにつなげております。赤磐市でもそのようなことを積極的に進めていただいて、アピールしていただきたい。 それから、お酒屋さんとか、特に赤磐では酒屋さんがたくさん、造り酒屋もあって、その方たちが上手に自社をアピールしておられます。その造り酒屋さんみたいにお酒と同様に赤磐のブランド、特に桃とかブドウについてブドウの日だとか桃の日だとか、お中元には赤磐のブドウと桃を贈りましょうキャンペーンだとか、お歳暮には赤磐のあたご柿を贈りましょうキャンペーンとか是里ワインを贈りましょうキャンペーンとか、そういうふうな何か赤磐市としての企画を考えていただけたらなあっていうふうに思います。お考えはいかがなものかと思います。 それから、合併して10年を迎えるに当たって、記念事業というふうなことで御答弁がありました。積極的にそれは私はやっていただきたいなあと思います。特に花火とかあかいわ祭りだとかいろいろ大きな催し物がありますけども、10年に1遍それこそまとめて、二、三日とは言わず、1週間そのキャンペーンをやると、極端な話ですけど、そのぐらいの意気込みを持っていただきたいなあと思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 知名度アップについてでございます。 確かに、まだまだ知名度をアップしなければならないと痛切に感じております。先日、兵庫県のたつの市へ視察に参りましたところ、担当のたつの市の職員が赤磐はどこかなというお尋ねがありました。赤磐市の場所が認知されていない、そういったことを経験しました。まだまだ赤磐市の知名度アップがこれからだという認識でございます。よって、私といたしましても特産の産品をアピールすると同時に、赤磐のアピールを企業の誘致の場なんかを用いてしっかりとさせていただきたいと強く思ってる次第でございます。 そして、お尋ねの中で、海外へ赤磐の桃とかお米、お酒をアピールしてはどうかというお尋ねです。 これは私も就任以来、何とかそういった海外への販路拡大、こういったことも赤磐市の農家、企業の皆様の希望として取り組みをしていきたいというふうに考えているところでございます。これについてまだまだ結果が出ておりませんけども、引き続き取り組みを強めていきたいというふうに思っているところでございます。 また、10周年記念事業についてですけども、キャンペーンを長期にわたってやってはどうかという御提案でございます。 確かに、この10周年記念事業を一過性の事業に済ませるのは本当にもったいないと思います。これを機に、期間をある程度、長目にとってキャンペーン、知名度アップにつながる取り組みを考えていきたいと思っておりますので、議員の皆様もアイデア等がございましたらどんどん御提案をいただければというふうにお願いを同時にさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 金谷議員、よろしいか。              (8番金谷文則君「はい、よろしい」と呼ぶ) 続きまして、お笑い赤坂亭や適塾の活用についての再質問を許します。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) それでは、お笑い赤坂亭については、御答弁のありましたようによろしくお願いをしたいと思います。 赤坂の適塾、これについて、この活用についてちょっとお聞きをしたいと思います。 有効活用ができるようにとにかくお願いをしたい、これが一番でございます。適塾の使用についてですけども、この間、いろいろ地元の方にお聞きをしました。そうすると、こんな使い方があるということで、使用をする、2人使用させてもらう、実は後から人が来て5人も泊まっていたとか、それから食べたものは散らかしっ放し、本当に腹が立って腹が立ってしょうがない、これが1回だけじゃないというように地元で管理されてる方に言われました。こういうふうなことが事実あったかどうか、森支所長も来とられますから確認されとるかどうか、もしそういうことが事実であるならば、どのように対処されたのかお聞かせをいただきたい。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 森赤坂支所長。 ◎赤坂支所長(森章君) 失礼いたします。適塾の利用についてでございますが、御利用いただく、特に宿泊等をしていただく人には利用マナーを十分守ってというようにお願いをしているところでございます。今、議員がおっしゃられました事実につきましては、ちょっと私、認知しておりませんので、申しわけございません、調べさせていただきます。 以上です。 ○議長(小田百合子君) よろしいか。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) 突然済いません。知っておられなかったらいいんですが、そういう事実があったということですので、やっぱり調べていただきたいなあと。それから、これもある災難でこちらのほうへ越してこられた方、その方たちが泊まるということで泊まられたそうです。だから、人の善意がうまいこと利用されたのかもしれませんし、せっかく泊まっていただけるんならきれいに使っていただいて、あそこで赤いじゅうたんの上に座って勉強していただきたいなあというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、赤坂地域の学校環境の整備についての再質問を許します。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) それでは、再質問をさせていただきますが、御答弁にありましたように、赤磐市の中の赤坂地域ということをよく考慮いただいて、いろいろ研究をしていただければいいのかなあと、これは教育長、それから市長おっしゃられたとおりやっていただきたいなあと思います。 それから、特にこの教育問題というのは、県知事のほうも一丁目一番地に位置づけをしておられます。うちの市長もそのようにしとられるというふうに私も理解しております。ぜひいろんな諸問題があろうかと思いますが、一つ一つクリアをして早急に段取りをしていただきたい。中に赤坂のような小規模校があったり、それから桜が丘のほうにある大きな大規模校というふうなのでいろいろ差があるかと思います。その中で前も私、質問させてもらいましたけど、旧赤坂町時代では単町で先生の数をふやしました。その結果としてすばらしい結果があったっていうのは、これは実際に実績分析をした結果が出ております。私は再度お願いをしたい。やっぱり教育一番というんであれば、先生の数をふやしていく。 それから、学級の数なんかもちょうどこの間、桜が丘のある女性の方から御相談があって、わずかな人数の差で学校のクラスが2つに分かれないんだというふうなこともぜひ議会のほうで質問してほしいというふうなことも私のほうへ言っておられました。多分、教育委員会のほうにも伝わってるかと思います。そこら辺をどういうふうにお考えになるのか、また地域、桜が丘には議員さんもおられますし、いろいろ御相談をして問題のないようにしていっていただきたいなあというふうに思います。 とにかく、再度、赤磐市の教育についてどういうふうにやっていきたい、教育長もかなり力が入って、もう少し肩の荷をおろしていただいてざっくばらんに簡単にお答えを市長と教育長、再度お願いできればと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 学校関係の再質問にお答えします。 小規模校から大規模校まである中で、単独市費を用いてでも先生の数をふやしてはどうかというお尋ねでございます。 これにつきまして、特に先般、私、伊原木県知事と意見交換会を催す機会をいただきました。その席で、35人学級を全学年に実施可能となるよう要望をさせていただきました。このように、岡山県、市連携しながらこういったことが実現できればというふうに思っているところでございます。単独市費を用いてということにつきましては、新年度の予算編成もございますので、その中で考えていくことというふうに考えておりますので、御理解、御協力をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続いての答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 本市教育の最重要課題として、豊かな心の教育、確かな学力の充実を最重要課題として取り組んでまいります。学校現場におきまして私どもに一番要望の強いのが、やはり人の配置、人的配置であります。そういった点を市長と御相談申し上げながら、最善の努力をしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 金谷議員、よろしいか。              (8番金谷文則君「はい、結構です」と呼ぶ) 続きまして、悪条件下での緊急連絡の伝達についての再質問を許します。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) ぜひ有効にエリアメールが使えるようにしていただきたい。使い方がわからないんでは、幾らいいものをシステムをしても有効活用ということはできないと思いますので、ぜひ私たち、私の住んでる東窪田なんかは窓を閉めていても、大きな防災無線だけはあるんですけども、やっぱり閉めて雨が降ってると聞こえないということもございます。ぜひエリアメールの活用をしやすいようによろしくお願いをしたいと。 特にそれから山陽団地に住んでる方からこの間も言われたんですが、一斉に鳴ったときに自分の家で何を言ってるのかさっぱりわからんということで、この間の大雨のときに電話をしてこられまして、もう少しわかるように何とかしてくれえと、こういう要望が出ております。当然、市のほうにも来てると思いますが、山陽団地のことについても御配慮いただければなあというふうに思います。最後に、そのお答えをいただければと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 池本総務部長。 ◎総務部長(池本耕治君) 金谷議員の防災の関係の伝達方法につきまして、エリアメールの御質問いただきました。 エリアメールにつきましては先ほど市長が答弁いたしましたように、3社一斉にメール通信がこちらから送れるようになりました。現在、そういうシステムで使えるようになってございます。 また、災害のときには防災無線、聞こえにくいときには広報車を回すなど、いろいろ工夫をしてまいります。特に御質問にありました一斉に鳴ったときの聞こえ方につきましては、十分聞こえるような配慮をしていきたいと思っとりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) よろしいか。              (8番金谷文則君「はい、よろしい」と呼ぶ) 続きまして、新庁舎及び警察署の移転誘致についての再質問を許します。 8番金谷議員。
    ◆8番(金谷文則君) それでは、再質問させてもらいます。 答弁の中で、こういうふうに市長は答えられております。耐震強度は数値上、安全な基準ではないが、市民へのサービスを差しおいて着手する緊急性に乏しい、そして将来への財政負担を残すと予想されるというふうに御答弁をされております。 まず、耐震強度のない建物の中に、今ここへ市長以下、市役所の中枢がおられます。また、議長以下、議員全員がこの中におるわけです。万が一、地震はないよっていうような考えでいくんであれば、防災を計画をすることもありません。もし今、この間のような大きな地震が来て天井が落ちてきた場合、じゃあ我々はどうするのか。こういうことをやっぱり考えないと、あとは課長さん以下、皆さんがおられますけども、その方たちで全部ができるのか、いろんなことが対策できるのか、私は疑問だなあと。そういうこともあって、やっぱり考えるべきかなあと。それから、費用についても、10年先にじゃあまた建てかえましょうというふうになったら、そこでのお金はどっからどうするのか。みんな後へ後への後回し。私は、もう少し積極的に考えてやるべきなんじゃないのかなあというふうに思います。この議会をやってるときにそういうものが来たらどうするのか、どうしたらいいのかっていうお答えも含めてお聞かせをいただきたいと思います。 当然、J-ALERTもこの間、試験もやりました。でも、この議場の中には聞こえないようにしているわけで、その連絡に来られる方が外でぺしゃんこになってたら私たちには全く伝わらないわけですから、そこら辺はどういうふうに考えておられるのか、簡単で結構です、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 庁舎についての耐震に関するお尋ねでございます。 耐震強度がないということで、重要性が優先されるんではなかろうかという御提言でございます。 これにつきまして、今、南海トラフ巨大地震被害想定を岡山県のほうで策定中でございます。こういった被害想定を受けて、この先、この赤磐市の庁舎等の耐震性についての考えを明らかにしていきたいというふうに考えております。10年先に引き延ばすというわけではございません。そして、岡山県下の類似の都市の状況もしっかりと調査しながら、赤磐市の方針を定めてまいる予定としております。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 金谷議員、よろしいか。              (8番金谷文則君「はい、結構です」と呼ぶ) 続きまして、鳥獣被害対策についての再質問を許します。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) それでは、鳥獣被害の関係の再質問をさせていただきます。 今回はたくさん鳥獣被害について質問をされる議員の皆さんがおいでになるので、ある程度そちらのほうへお任せしようかなあというふうに思っております。 その中で、ちょっと1つ耳寄りといいますか、配慮しなきゃあいけないなあという問題、具体的にどうせえこうせえっていうわけではないんですけど、1つこういうのがありました。 狩猟者の皆さんへということで、捕獲補助金を雑所得として確定申告するように、こういうことで和気町が11月21日付で通知を出しております。御存じだと思います。その概要ですが、本年度中に捕獲補助金の交付を受けた方は、平成25年度分の確定申告期間中にその金額の申告をしてください。なお、本年度中の狩猟に係る経費は控除の対象となります。こういうふうな、抜粋ですけども、文書が流れております。これ大変な問題だなあと私、思いまして、この議会でお話をします。 赤磐市ではこのようなことは当然聞いてないんですけども、税務上の問題ですから、それぞれ瀬戸の税務署だとかそういうところがそういうふうに考えているのかなあというふうに考えております。お金が入ったら申告しなきゃいけないというのも、それは当然なことだろうと思います。だけど、この鳥獣被害とかそういうものに対してやったためにいただけるお金というのは、ちょっと考え方を新たにしなきゃあいけないのかなあというふうに思います。こういうふうなことを言っていくと、狩猟の免許を持ってやってくださる人が少ない中、余計そんなことするかと、何でそんな手間のかかることをせにゃあいかんのかというふうなことにも私はなると思います。せっかく少ない人数の中で一生懸命してくださってる方たちに、ちょっとこれは酷なことかなあというふうに思います。どのように、これを今言ってどうっていうことは言えないかもしれませんけども、これはみんなのためにやっとるわけですから、それなりに考えていただきたいなあ。どのようにお考えか、急な質問ですからお答えがなかなか難しいかと思いますけど、ちょっとお答え、お考えがあればお聞かせをいただきたい。 ○議長(小田百合子君) 石原財務部長。 ◎財務部長(石原亨君) 議員さんよりの御質問でございますが、ちょっと私も今、初めて聞かせていただきまして、調査をさせてもらいたいと思います。どういうことで申告と控除対象になるのかということにつきまして調査をしてみたいと思います。              (11番北川勝義君「税金の担当が、おめえ、そがいなことじゃったらおえるもんか」と呼ぶ) ○議長(小田百合子君) お静かに願います。 8番金谷議員。 ◆8番(金谷文則君) 当然、今、後ろからも声が聞こえますように確定申告しなきゃあいけないというのは、これは常識でございます。だから、そうされてると思いますけども、やっぱり狩猟をするのに何とか人をふやしてやっていただかなきゃあいけないということを考えると、そういうふうな大きな問題っていうか、当たり前のことでいえば当たり前なんですが、そのようなことがちまたで大変だ大変だというふうな声が聞こえてまいります。しっかりお願いしたいっていうのが、赤磐で出てるお金、それから和気で出ているお金、じゃあほかの地域で出ているお金、1匹のイノシシに対しても全く違うと、それも大きな値段の差があると。そうなると、当然、1匹が1,000円で出るところと1万円で出てくるところでは、もし100匹とったらそれは大変な金額ということですから、いろいろ考えなきゃいけないのかなあというふうに私は思ってますので、いろいろこれから隣の和気町がそういうことを出したということであれば、市のほうへも御相談があろうかと思います。いろいろ準備をして適切な対応のほうをお願いをしたいということと、馬場部長のほうには鳥獣被害対策、ぜひ推進をよりより加速度アップしてお願いをしたいということで、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(小田百合子君) 以上で8番金谷議員の一般質問を終わります。 ここで、議場の時計で2時25分まで休憩とします。              午後2時13分 休憩              午後2時25分 再開 ○議長(小田百合子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ここで執行部より発言の訂正の申し出があり、許可しておりますので、これを許します。 石原財務部長。 ◎財務部長(石原亨君) 失礼します。先ほどの金谷議員さんの質問の中で私が答弁させていただきました狩猟の補助金のことでございます。 確定申告につきましては国民の義務ということでございますので、個人に入る所得として扱われるものにつきましては確定申告はしていただいて、その上で調査のほうはこちらのほうで十分その内容については調査をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、10番松田議員の質問を許します。 10番松田議員。 ◆10番(松田勲君) それでは、私のほうから通告4点しております。 まず1点目でございますが、学校、家庭教育相談窓口についてお尋ねいたします。 昨今、子供たちのことで悩んでおられる親、逆に家庭内のこと、友達や自身のことで悩んでいる生徒さんがふえているように思います。相談できる方が身近におられる人はよいと思いますが、なかなか言えない、相談できない親や子供たちが多いのが現状ではないでしょうか。赤磐市内の学校相談窓口は、現在、各学校であり、市の教育委員会、青少年育成センター、そして適応教室となっているやまびこ教室などがあります。児童福祉関連の相談となれば、市の社会福祉事務所があります。各施設では職員の方や支援員の方々がさまざまな取り組みをされておられますので、とてもよい環境になっていると思います。しかし、先ほども申しましたように、相談したい方々がそれぞれの施設で何でも相談できる環境になっているかどうかといえば、どうでしょう。相談窓口が多いのはよいと思いますが、何かあったら迷わずまずここへという総合的な窓口が必要ではないでしょうか。 昨今、全国的に学校教育問題を初めいじめの問題、不登校、校内暴力やLINEなどでのネット暴力、家庭内暴力や虐待など、多種多様の問題を抱えております。それは遠くにあるものではなく、我々の身近な問題として現実に起こっております。表には決して出ていなかった問題がある日、突然出てきたときには、警察に頼らなくてはならない最悪の状態になってしまうこともあるかもしれません。子供たちにとっても本当にかわいそうなことです。子供たちにとって、親にとっても抱える問題は1つではないと思います。現在の行政の縦割りでは前に進まない問題が昨今、多いのが現実ではないでしょうか。 そこで、子供の学校、家庭教育の総合相談窓口を設置して、そこから関連施設へもつなげていくシステムを将来のある子供たちのためにも市として前向きに取り組んでいくべきであると考えますが、いかがでしょうか。 2点目、学校のいじめや暴力対策についてお尋ねいたします。 日本教育新聞によると、学校のいじめや暴力をなくするため、北欧のノルウェーでは学校仲裁所と呼ぶ組織を設け、児童・生徒がいじめを初めとする児童・生徒間の紛争を話し合いによって解決に導く試みを続けていて、効果が出ているという記事がありました。仲裁員は児童・生徒から募集し、主に教員が選考しているようですが、毎回、募集定員を上回る応募があるそうです。日本国内においても、足立区立の小学校でもキッズレスキューと呼ばれる組織ができていて、同じような校内活動をしているところがあるそうです。10人規模のグループで各班長を中心に休み時間に校内外を見回ったり、子供同士が言われてうれしい言葉を使う運動を広めたりしているそうです。子供たちは、仲間と一緒に見回りをするから声もかけやすいと言い、いじめを許さないという環境を子供たち自身がつくることが重要だと校長先生が語っておられます。子供法学者の安藤先生は、もめごと対処の力は大人になって急に身につくものではない、子供のときからの成果だと言われておられます。大人が考えたいじめ対策だけではなく、子供たちの自主性を重んじた学校仲裁所のようなものをモデル校などを定めて採用してみるなど、赤磐市の現状を考えれば具体的な行動をまず進めていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 3点目でございますが、環境美化条例についてお尋ねいたします。 新環境センターが来年春にいよいよ完成しますが、これで市内のごみ処理方法が統一され、ごみ袋も統一できます。現在、統一に向けて具体的にどのような計画が進められているのか、まず簡単に説明願いたいと思います。 また、これを機に環境美化条例の見直しを行うべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。例えば、剪定枝ごみは来年度から有料になるとのことですが、そうなれば例えばネオポリス内の草刈り等で、今まではボランティアで善意で空き地周辺の草刈りをされていた方々は、草や剪定枝ごみの処理費用が新たにかかるのであれば、やめられてしまう方もふえていくのではないでしょうか。剪定枝ごみや草刈り処理費用の有料化は仕方ないと思いますが、空き地所有者の管理責任を持っていただくためにも、罰則規定を含めた新たな環境美化条例に改正する必要があると考えますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。 最後に4点目でございますが、地域企業のアピールについてお尋ねいたします。 赤磐市内には有名な大手企業は少ないかもしれませんが、優良企業は多いと思います。しかし、若い人たちには余り実態は知られていなく、就職は岡山市内や県外へと出られ、そして住まいも市外へと出られているように思います。毎年、成人式には約400人前後の若者が出席されておりますが、あれだけの若者がどこに行ったのだろうかと考えることがあります。企業誘致は毎回質問しておりますが、市内の優良企業のアピールも市として必要だと考えますが、市長はいかがお考えでしょうか。例えば、毎月発行している市の広報紙一面を使って、一企業の会社案内を掲載してみてはいかがでしょうか。市民にとっても改めて地元の企業のよさに気づき、誇りを持たれるのではないかと考えます。もちろん、無料というわけにいきませんが、ある程度安い費用で多くの企業に声をかけて順次掲載してはどうでしょうか。また、花火大会やあかいわ祭り等では、商工会と協力して企業からの寄附金を集う中で大きな広告看板を設置し、市民にできるだけ印象に残る工夫をされてみてはいかがでしょうか。市内では合同の就職説明会がありません。市内の企業に就職していただくためにも、学生向けの合同企業就職説明会をこの赤磐市で開催してはどうでしょうか。 さまざまな形で若い人たちの目や耳で触れられることにより、地元志向が高まり、就職して定着すれば、やがて人口増加へとつながっていくと考えます。企業誘致対策とあわせて地元企業の活性化の促進、そして若者の定着に、優良企業のアピールにできるところからやっていくべきだと考えますが、どうお考えでしょうか、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それでは、松田議員の質問にお答えいたします。 まず、学校、家庭教育相談窓口についてでございます。 学校教育、家庭教育及び児童福祉に係る相談事業につきましては、各部局で相談員を配置したり支援施設を設置したりして、その充実を図っているところでございます。それぞれがその専門性を発揮して相談者のニーズに対応した相談活動を行うとともに、より複雑化する課題に対応するための横の連携も重要であると考えております。今後は、部局間のみならず、児童相談所や関係機関との連携を強化し、よりよい相談事業が展開されるような体制づくりを検討してまいります。 本件につきましては教育長よりの答弁もございますが、後ほどとさせていただき、私の答弁を続けさせていただきます。 続きまして、環境美化条例についてのお尋ねでございます。 新環境センターは、供用開始に向け順調に進んでおりまして、統一したごみの収集体制に向け、吉井、熊山地域の各地区の説明会が11月末で終了します。また、資源化物については、収集日に職員が指導に赴いております。今後は、赤磐市全域の新ごみ分別マニュアル、ごみカレンダーなど26年4月からのごみ収集が開始できるよう、物品等の準備を現在進めている状況です。 また、お尋ねの各地域、町内会等がボランティア活動で行ったときに発生する草、剪定枝につきましては、従来どおり無料にて市において処理を行ってまいります。 次に、環境美化条例の見直しについての御質問でございますが、赤磐市では市民、事業者、土地所有者及び市が一体となって生活環境の保全に取り組むため、赤磐市環境美化条例を定めているところでございます。この条例の中で土地所有者の責務について、土地所有者は所有し、占有し、または管理する土地の環境美化のため必要な措置を講ずるように努めなければならないと定めているとともに、第10条では違反に対する指導と勧告について定めているところでございます。宅地の雑草の相談につきましては、現地の確認、調査後、土地の所有者に対して文書による除草の要請、必要により電話等での指導を行っているところでございます。今後もこれを強化してまいります。空地の管理につきましては、その土地の所有者の責任において自主的に適正な管理を行うものと考えておりますが、雑草が繁茂し続けた場合、近隣住民の方の生活環境に影響を及ぼすおそれがございます。司法の見地から手法、手段においてその合理性を、また運用面からも十分認識しておく必要がございます。今までの経過も含め、現時点では罰則等の制定は慎重に判断していくべきものと考えているところでございます。このことからも、当面は土地所有者に対して一刻も早く適正管理が行われるよう理解を求め、地域と協力して指導を継続していきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 次に、市内の優良企業のアピールが必要ではないか、市の広報紙に掲載してはどうか、就職についてのお尋ねでございます。これについて一括してお答えを申し上げます。 市内優良企業のアピールに関しまして、御指摘のとおり他に誇れる技術を有し、地元で頑張っている企業は市内にも多く存在していると認識しております。例を挙げますと、市内の企業が有名人気テレビ番組に出演され、すばらしい技術を全国にアピールされていたことは、皆様も印象に残っておられることと思います。このように、余り知られていないけれども、誇れる物づくりの技術等を広くPRしていくことは、地場産業の振興、雇用促進の観点から重要なことだと考えております。 御提案の広報紙への有料広告の掲載についてでございますが、現在、市広報紙への有料広告の掲載につきまして実施に向けて検討しているところです。市内の小規模事業者をアピールするため、年2回の赤磐商工会の会報による企業紹介や年3回の会員企業の合同広告を作成して、新聞折り込みによって広く市内各戸へお知らせもしているところでございます。議員御提案の広報紙についての掲載も、非常に有意義だと認識してるところでございます。 次に、市内のイベント等での企業PRに関しましては、赤磐市花火大会において昨年度から市内の企業を中心に広く企業協賛を募って実施しております。実行委員会で協議いただいて、花火大会のチラシには協賛企業名を掲載してPRを行っております。本年度の開催に当たりましては、実行委員会各位の活発な活動により、昨年と比較いたしますと3倍に当たる132社の御協力が得られました。この御協力をいただいた企業の皆様にお応えするためにも、今後、一層PRを強力に行う必要があると考えているところでございます。 次に、合同就職説明会の開催についてのお尋ねでございますが、岡山県、岡山県中小企業団体中央会等が新卒者及び求職者を対象とした合同説明会を実施しております。時期的には11月から12月に岡山市、津山市、岡山東部地域、平成25年は瀬戸内市でした。この3カ所で開催され、岡山会場には赤磐市内業者5社を含め県内企業355社が参加し、約800人の就職希望者が参加されております。そうした機会に市内企業も積極的に参加していただけるよう働きかけてまいります。 また、市内での開催につきましてでございますが、市内企業のニーズのみならず、求職者のニーズに合わせた効果の高いものが必要であることから、関係機関と連携を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 続いての答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 松田議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、学校、家庭教育相談窓口についてでありますが、議員御指摘のとおり教育に関する問題は多種多様で、保護者や地域が学校に期待することもさまざまであります。その中で、学校だけでは解決できない課題に直面することも多くあり、他の機関と連携を図ることや役割を分担して対応することが重要なことであると考えています。 そこで、多様化、複雑化した教育問題に迅速に対応するため、平成25年度より保護者、子供、学校からの総合的な相談窓口として学校相談窓口を教育委員会内へ開設いたしました。専門の学校相談員がいじめ、不登校、非行等の相談に当たり、必要があればこの相談窓口から関係機関へつないでおります。しかしながら、十分認知されていないという現状もあり、今後は学校通信、市の広報紙やホームページなどを通して学校相談窓口を市民の方に広く周知してまいります。また、相談時間の工夫、専用電話の開設など機能的な面の改善を図るとともに、相談員の育成と各所属の相談機関の連携が図れるような体制づくりをさらに充実してまいりたいと考えております。 次に、学校のいじめや暴力対策についてでありますが、御発言にありましたノルウェーの学校仲裁所制度につきましては、私も日本教育新聞を一読させていただきました。子供同士の問題を子供が解決する実践力や自治能力を身につけることは、生きる力を育むためにも大変重要なことであると考えます。また、東京都足立区の辰沼小学校の辰沼キッズレスキューと呼ばれる組織でございますが、子供たちの意見から子供たち同士が助け合い、自分たちの環境を変えることでいじめを防止し、撲滅していこうとする子供たちの主体的な活動は参考すべき点が多くあると考えています。市内各学校でも形態は違いますが、生徒会や児童会において学校生活を充実させるための取り組みが行われています。いじめ等に係る取り組みとしては、生徒会を中心に学校生活向上委員会を組織していじめ問題についての話し合いを行ったり、児童会が人権標語等の募集を行い人権について全校児童に呼びかけたりして、児童・生徒の自主性を生かした取り組みを行っています。また、いじめや暴力防止対策に特化したものではありませんが、小学校では縦割り班による遊びや清掃活動の中で高学年の児童が低学年の児童同士のトラブル解決に積極的にかかわり、縦割り班の中でよりよい仲間づくりが行われている取り組み事例等もございます。今後も、先進的な取り組みも参考にしながら、各学校の実態に沿って子供の自主的な取り組みがより活性化するよう、学校への指導や助言を引き続き行ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、学校、家庭教育相談窓口についての再質問を許します。 10番松田議員。 ◆10番(松田勲君) ありがとうございます。いろいろ御答弁いただきました。 へえでまず、この件で1点目の件でございますが、今の答弁でありましたら、学校相談窓口を教育委員会内に設置してるような答弁ございました。これは具体的にどういうふうに設置されてるんでしょうか。私が質問してるのは、そういったこともそうなんですけど、要は何かあったときにまずここに来なさいという、そういった場所をつくってくださいと、ちょっとハード的なことになるんですが、そういったことをお話ししているんです。ことしの何月か忘れたんですが、市の広報紙にこういったものが出ました。これによると、教育に関する悩みを相談してみませんかということで、相談窓口が3つありますと。学校相談窓口、やまびこ教室とか青少年育成センターとか3つありました。それぞれ多少、内容はちょっと違うんですが、要するにここのどっかに行ってくれというような内容だと思うんです。でも、これを見たときに、どこに行ったらいいのかっていうのがなかなか決められない状況にあると思います。子供さんというのは1つのことで悩んでなくて、いろんなことで悩んでいると思います。家庭内のこともありますし、学校のさっき同僚議員も言われておりましたが、勉強のこともあるでしょうし、友達のこともあるでしょう。いじめの問題もあるし、暴力問題もあります。いろんなことが絡んできた中に、結局、相談行った方がそこに行ったら、いや、これはあっちに行ってくれとかこっちに行ってくれとかという縦割りの状況になって振り回されてるような、そういった状況にあったのをお聞きしているんです。 私は今回、改めてこのやまびこと育成センターにも行ってまいりました。本当にやまびこ行ったときには、前も行ったときにいいなあと思ったんですけど、改めて今回行ったら本当にいい環境であって、写真もいっぱい、いろんな活動した写真を全部並べてあって、初めて来た人も、あ、こういうことをするんだなとわかりやすいようにしてました。本当にいい環境ではあります。そういった中で聞いたら、いろんな相談をしようと思うたら多少はできるんだけど、別の相談になると、じゃあそれはあちらで言ってくださいとかという話もありましたし、やはり子供にとっては1人なのに、相談する内容によってあっち行ったりこっち行ったり社会教育行ったりとか、そういった形になっているのが現状ではないかと思います。大きな岡山市ならともかく、この小さな赤磐市ですから、そういった窓口は一つにしてあげたほうがいいんじゃないかと。駆け込み寺みたいに何かあったらここにまず来なさいとみんなが認知していただけるような、そういったものが必要ではないかなあと私は考えます。そういった意味で、今、教育委員会内に開設しましたと言われてましたが、これ具体的にどういうふうにされているのか教えていただきたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 再質問にお答えをいたします。 教育委員会内に学校相談窓口を設置したのは本年度からでございます。元学校職員を退職した職員を1名配置をして相談に当たっております。その状況を現在申し上げますと、4月から11月までで18件の相談を受けております。うち電話での相談が2件、あと16件が学校に出向いたり、もちろん相談を受けて家庭に出向いたりという職務に当たっております。全て不登校の問題であるというふうに事例としてなっております。しかし、相談員の言葉によりますと、なかなか学校、家庭ともに入っていくのが大変難しいと、まだまだ困難な状況があるということで頑張っておりますが、十分な機能を果たしていないと。またそれから、議員御指摘のとおり、私の役目が十分周知されていないということも常々申しております。そういう点を鑑みながら、今後、検討してまいりたいというふうに思っています。 以上であります。 ○議長(小田百合子君) 松田議員、よろしいか。 10番松田議員。 ◆10番(松田勲君) ありがとうございます。 多少なりとも中身がちょっとわかってきたような気がします。ただ、最近の赤磐市のホームページ見てみますと、赤磐市のホームページに子供に関する相談というページがございます。そこを見たときに、問い合わせ先は教育委員会学校教育課、熊山分室、赤坂分室、吉井分室という感じで書いております。これが今の現状のホームページに出ております。しかも、県の青少年相談センターによりますと、赤磐市の青少年育成センターというのが全市にあるんですが、県もあります。そういった中で赤磐市の青少年センターは、電話相談は丸がついとんですけど、面接相談はついてないんです。何かすごいちぐはぐなんですよ。だから、私が言よんのは、今回初めてこういうチラシをされたんでしょうけど、もっとわかりやすく、何かあったら基本的には学校であれば学校の話、学校の窓口をつくればいいと思うんですけど、それ以外に学校に言えないこととかいろんなものがあったときにそういった駆け込み寺のような、そういった誰でもここにまず行ったら安心という場所をきちっとつくっていただきたい。そういった中で、やはり大阪のほうにもそういうのがあると聞いたんですけど、私が調べたらちょうど横浜市が青少年相談センターというんが、こういう立派な施設ですから、大きな市ですからこういうのができるんであろうなあと思ったんですけど、大きな建物の中にいろんな相談を受けれるような体制をつくっております。ほかの市も小さいなりにつくっております。やはりそういったとこをこの市の中心部に近いところにまずはつくるべきだと思うし、吉井のほうにもそういうのがあればいいと思いますし、とにかくそういった何かあったときにそこに気軽に行けるような、そういったところをつくるべきではないかなと。 青少年といえば、子供たちだけじゃなくて青少年ですから40歳近くまでを対象にしたというのもありますし、いろいろあるんでしょうけど、やはり子供たちが相談できる、問題を抱えてる子供たちを持ってるお母さん、お父さん方が相談にまず気軽に行ける、そういった環境づくりが必要ではないかなあと。ここでは聞いたら、やはりきちっとした何か応接間のような状態でじっくりお話ができるような施設にしてるそうです。今、私が想像するには、教育長が言われた場所というのはあの中だと思うんで、どこでそういった話ができるんか、個人的な言いづらい話がどこでできるんだろうかと。どっかの部屋をあけてやるんかもわかりません。でも、それじゃなくて、そこに常駐は予算上はできないにしても、きちっと何かあったらそこに行って相談できるような場所を、これ市長にもちょっとお願いしたいんですが、やっぱり予算のこともありますから、そういったことを含めてちょっともう一度きちっとやっていただきたい。 そういった中で、告知もみんなが本当にわかりやすいように学校にもちゃんと連絡をして、何かあったら学校で対応できん場合はここにこういうとこあるよとか、そこからやまびことか青少年とかいろんな施設に紹介していくという。まずは、そこで来たらいろんなことが聞いていただけるという、聞くだけでも安心する方がたくさんおられると思うんです。だから、そういったことをぜひお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小田百合子君) 松田議員、答弁は教育長でよろしいですか。              (10番松田 勲君「教育長、お願いします」と呼ぶ) では、答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 答弁をお答えをいたします。 議員御指摘のとおり、総合相談窓口となる場所を確保し、整備し、落ちついた雰囲気の中で相談活動ができる環境づくりを進めてまいります。そして、相談内容によっては専門家によるアドバイスが迅速に受けられるよう、切れ目のないネットワークづくりを構築してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、学校のいじめや暴力対策についての再質問を許します。 10番松田議員。 ◆10番(松田勲君) ありがとうございます。 これも2点目でございますが、先ほどと関連はしてると思います。そういった中で先ほどの答弁でいきますと、今されてる状況をお話しいただきました。確かに、この先ほど同僚議員もあったと思うんですが、高陽中学校で小学校に行って挨拶運動をしてるという記事を見たときに、僕は有志がしてるというのを見たときに、すごく感動しました。ああ、こういうことができるんだということで、そういったことなんですよ、私が求めてるのは。それをこのレスキュー隊とか仲裁というのがありますけど、これはあくまでもやっぱり一つの形であって、これ例えばこういったことを1人ではなかなか声をかけれない。でも、挨拶運動も1人じゃあできないけど、人数が多ければできますよね。だから、そういったことでこういったレスキュー隊、例えばこれ10人とかなってますけど、そういったところをモデル校をつくって実際にやってみたらどうかと思うんです。この足立区の小学校の件もそうですし、ノルウェーの件もそうです。実際、それに近いことをこの赤磐市の高陽中学校もやってるんだと思うんです。でも、それをもっともっと具体的にやっていただきたい。やっぱり例えば腕章をつけるなり何かバッジをつけるなりして、10人なら10人選んだグループにつけて、その子たちが一緒にやっていくと。 そこのこのやり方がいいとこは、さっきこの掲載された安藤校長先生が言われとったんが、やっぱり仲裁という、子供たちは今、正直言って携帯電話、新聞にも出てましたけど、1日に4時間以上インターネットを使ってる中学3年生が岡山県内で1割いると。しかも、2時間以上となれば約3割以上の中学3年生が、今、インターネットを使ってるんですよ。学校でやってなかったら、家へ帰ってやってるんですよ。そういう状況下の中で今、先生よりも子供たち同士のほうが状況はよくわかってることが多いんです。アプリというサイトがありますけど、アプリなんかで皆つながってるんです。うちの娘もアプリやってますけど、そん中で例えば嫌な子がおったらそのアプリから外してから、のけものにしたりとかということも実際あるみたいなんです。これが我々の知らない世界で、もう全然お互いは向かっててもしゃべらない、携帯でやりとりをしていると。メールでやりとり、メールよりもアプリとかそういったサイトでやってる。それが今、この岡山県の状況の中にもこれ出てきております。そういったことなんで、子供たちのほうが状況をよく知っている。ある学校でこの前ちょっと何かありましたけど、そのときも一番に駆けつけたのが生徒だったんです。 それを考えたときに、生徒たちに仲裁に入る力をつけていくという意味では、やっぱり将来的にも大きな力になるんじゃないかと。ただ、暴力はやめなさいとかじゃなくて、間に入ってお互いの話を聞いて、いや、これはこうじゃないかとかというて、1人で言うのは言いにくい。でも、みんなでやればいいんじゃないかなと思うんです。みんながやれば強くなると、言いたいことも言いやすくなるという状況下において、やはりこれはもし何でしたらそういった例えばノルウェーまで行けれませんけど、足立区の小学校に行ってみて見学してみるのも必要だと思うんです。そこで、どういうにされとんかって、効果はどうなのか子供たちの実際の声を聞いて、それをいいところを学んでまた改良しながら取り入れていく。そういったことを例えば全部は無理にしても、モデル校を決めてやっていく価値はあるんではないかと私は思いますが、それをやる気があるかどうか教えていただきたいのと、もう一点、学校の帰りに保護者の方とか地域の方が、これはいじめじゃねえかなという状況下に何度かお目にかかっとるそうです。そこで、注意をしたりするんだけど、やはり女性の方とかは怖がって、ちょっと離れながら言ってる。でも、何とかしたいという。そういうときに、こういう何か補導の例えば赤磐市独自の補導員とかという腕章をつけたら言いやすくなる。1人じゃなくて2人じゃったら言いやすいんだという、でもそういったことをやりたいんだという人もおられるんです。だから、そういった地域の方もやっぱりそういった声をPTAからも広げていただいて、そういったことを賛同していただける方をそういった認定をしていただいて、いろんな補償もあるでしょうけど、地域ぐるみでやっていくことも必要ではないかなと思います。 もう一点、きょう同僚議員も言われておりましたけど、いじめという部分においては、子供がどんどんふえていくのはありがたいんですけど、やっぱりふえていけばいくほどそういった問題もふえていくと思うんです。さっき同僚議員も言われておりましたが、やはり人数も今、先ほど言われとった桜が丘なんかは40人学級でぎりぎりのとこがいっぱいあります。入ってみれば、もう保護者の参観日なんかでも後ろ入れんぐらいの状況になってきてる教室があります。そういったことを見ると、1人の先生がそれだけの40人を見るというのはやっぱり無理だと思うんです。一人一人の状況がわかんない、成績の云々もあると思います。でも、こういったいじめに関しても、やはり子供たちが多いと目が届かないと。そういった中で、やっぱり少人数制にしていく必要もあるんじゃないかと。成績のこともありますが、学力のこともありますが、いじめとか不登校とかいろんなこういった問題を解決する一つの大きな要因になっていくのは、そういった学級の人数を減して先生を加配をしていく。これもお金はかかります。例えば、ある埼玉県かどっかは、卒業されたというんかやめられた校長先生、学校の先生を募って支援員として使ったりとかやってるとこもあるそうです。いっぱいやり方はあると思うんです。そういったとこをしっかりと学んでいただいて、予算も考えながら、いいところをできるところからやっていくべきではないかなと思いますが、これに関してはちょっと予算もあるんで、教育長答えれればいいんですけど、いけなかったら市長のほうお願いしたいんですが、よろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 教育の課題についてのお尋ねでございます。 前々から私、表明しております教育の改善について、私の主要施策として強力に取り組むということを皆様にもお伝えをさせていただいております。その中で、今の松田議員の御指摘の学習指導員、協力員、あるいは35人学級に向けての取り組みについて御指摘をいただいているところではございます。新年度の予算を編成していく中でどこまでできるかわかりませんけども、最大限の努力をしていきたいと、このように考えてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続いての答弁を求めます。 永島教育長。 ◎教育長(永島英夫君) 答弁をいたします。 モデル校の実施指定ということでございますが、いじめ、暴力行為、それからインターネット等による問題行動の対応には、今まで教師や親など本当に大人目線でその解決を図ってきた経緯があると思います。そういう中で、時には本当に限界を感じるときもございました。議員御指摘のとおり、子供たちの力を引き出し、子供目線で解決に当たる視点というのは大変有効であるというふうに考えます。御提案のあったモデル校事業につきましては、前向きに研究をしてまいりたいと思います。 次に、地域のいじめと登下校の子供たちの様子であるとか声かけ運動であるとか、そういった中での地域の方々の取り組みに対して、腕章等そういったものの配布等を考えた体制づくりということでございますが、予算の許す限り学校単位でそういったものを用意し、その体制づくりに努めてまいりたいというふうに考えています。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、環境美化条例についての再質問を許します。 10番松田議員。 ◆10番(松田勲君) 環境美化条例については、赤磐市の第10条に違反する関係のことを定めていると市長は答弁されました。これは私は何年か前に今の藤井参与が環境課長のときから何度もお話をしてますし、例えばネオポリスの同僚議員も何度も質問してる内容なんです。これは本当に草刈りなんかは困ってるんですよ。地元地域の方も一生懸命されてる、でもネオポリスの中もやっぱりまだまだ家が3,000軒建ってはおりません。約3,000軒近く建っておりません。今、建築ラッシュでたくさん建っておりますが、建っていないのが現状です。特に、東地域においてはまだまだこれからというとこがあります。そういった中で、ここ何年も絶対刈ってないだろうというとこがたくさんふえているんです。何年か前は、大和ハウスさんからとか市のほうから土地の所有者に対しては刈ってくださいねというあれが出てたと思います。でも、ここに来て、ここ最近そういうのを出してないんじゃないですか。だからこそ、もう何年も刈ってないとこがふえてきて、家が建つのと同時にそういった場所もふえてきてるんです。もう歩道にもどんどん、歩道がわからんというぐらいまで伸びてきたりとか、そういったとこもあるんです。 市は何度かお話ししたときには、町内会長が集約して町内会長が出したところに出してますとか言っておりますけど、私、言いたいのはその拘束力がないんですよ。環境美化条例があっても、環境美化条例って見てもらったらわかるんですけど、そんなに詳しくはうたってないんですよ。そういった中で、罰則規定までいかなくても、もうちょっと具体的にすべきじゃないかと前はお話ししたんですけど、実は、今ごろインターネットで調べたらすぐわかるんですが、愛知県の知立市というとこがございます。ここの市は約6万人の人口のとこですが、面積はかなり小さい、旧山陽町よりもちょっと大きいぐらいの面積で6万人ぐらいおられるんですが、ここは23年度に施行されて実施してるそうです。ここは、罰則規定で罰金5万円という規定が条例の中に入っております。私は聞いてみました。これいつできたんですか言うたら、23年4月に立ち上げて10月に施行になっておりますと。環境美化条例の中に草刈りの条例もあるんです。それはもっと前にできております。そっちはもっと厳しくやっておりますと。これやってどうなんですかって言ったら、やはり通告するにも勧告するにも、こういった条例があってこうなんですよと言いやすくなりましたと。前はやんわり言ってたのが、今度はちゃんと言いやすくなったと、勧告もしやすくなったと。それによって、大分変わってきましたという効果が出てきておりますという話を聞きました。 僕は前、藤井参与にお話ししたときは今すぐにはできないからって言われて、あれから何年たつんですか。その間に何をやってたんですか。いっぱいあるじゃないですか、条例が。できない理由はたくさんあるかもわからんけど、できる理由を考えたらどうですか。やってるとこがちゃんとあるんです。本当に団地の中は草がいっぱいあって、夏は年に1回刈ってくれるならまだしも、一回も刈ってなくてつるがどんどん伸びて、中には木がどんどん大きくなって、御存じでしょう。同僚議員が前、蚊が発生してもう住めないというて引っ越しされたという方も前、話がありましたけど、我々住んでて思うんですけど、本当に蚊が多い、虫が多い、蜂が多い、コウモリも多いですけど。本当そういった状況の中で、やっぱり人がふえてもらうためにもそういった環境も整えていかなくてはならない。土地の価値が下がったのは確かです、買ったときよりも。だから、そのままほってる方がたくさんおられます、現実。ですよね。だから、ある町内会長さんが、刈ってくれた方にお礼を言いたいんだと、ありがとうございますっていう話を持ってこられました。なら、その相談をしたら、ほんなら税務課から出しゃええがとかいろいろ環境課から出しゃええがというなった結局、個人情報だから出せないってことになりましたけど、そういったいい話も結局、個人情報だからって出せないっていうふうになってます。でも、住んでる人にとっては、刈ってくれることがすごいありがたいんですよ。そういった話もあるんです。 私はやっぱりこれやるべきじゃないですか、きちっと。他市に例がいっぱいありますよ。罰金を実際取る取らんは別として、要するにそういう規定を設ければ強く言いやすくなるんですよ。ないからやんわり、もし言われたら一応出しましたよ、言いましたよで終わってしまって何も解決ない。善意のある人は刈ってくれてます、何件かは。でも、刈ってない、言うても刈らない人がたくさんおられるのが現実ですよ。これを何とかせにゃいけんのじゃないですか、どんなでしょうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 藤井市民生活部参与。 ◎市民生活部参与(藤井清人君) 雑草処理が難航してる一つの原因として、所有権の存在があります。所有権は物を最も完全かつ全面的に支配する物件であり、財産権の中の中心をなす権利であることから、所有者の承諾なしに草や樹木の伐採をする行為ができません。例外として、人の人体、財産に重大な危害が加わるおそれがある場合には、市民でも行政でも条例がなくても伐採が可能です。しかしながら、重大な危害の解釈に該当しない事例が多いのも事実です。 以上のことから、現在、環境美化条例による罰則規定や行政代執行の導入に全国的にも賛否両論があり、過去に罰則規定について改正案を作成し、法令協議をしたこともありますが、弁護士協議する中で導入には至っておりません。したがって、現在実施している町内会の依頼を受けての所有者への通知をするとともに、いろいろな理由で草刈りをしていただけない所有者の方々には弁護士とも相談しながら適正な管理をしていただくよう電話、文書で指導、勧告していくとともに、協働のまちづくりの視点からも努力をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(小田百合子君) 松田議員、よろしいか。 10番松田議員。 ◆10番(松田勲君) 時間がないんであれですけど、全然前と変わった回答にはなってないんですよ。市長、どんなんですか。これは本当に深刻な問題になってきてるんですよ。このまんままた何もしないで、個人情報だからとか個人の財産だからといって言ってしまうんですか。どんなんでしょうか。私はやはりいろんな事例が出てきているんだから、できない理由を言うよりもできる方法を考えていくべきじゃないですか。本当に困ってる方がたくさんおられるんですよ。蜂に襲われそうになってから、とうとうもう何もしてくれなくって、自分でそこを刈ってやった人もおられるんですよ、実際に。本当にそういう状況なんですよ。市長、どんなでしょうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 草刈りの問題について、特に桜が丘にお住まいの方から同様のことを私も伺っております。そういった条例制定含めて、他都市の事例等も調査しながら勉強をしていきたいと思います。有効なものについては、前向きな取り組みを考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、地元企業のアピールについての再質問を許します。 10番松田議員。 ◆10番(松田勲君) これに関しては、市長はできる限りやっていただくということで、しっかりとアピールをしながら、また企業の、赤磐市内にこういった企業があるんだと、名前だけは聞いとっても中身がわからないという方がたくさんおられます。ぜひ市民の方に認知していただけるように、またこの赤磐市に誇りを持てるような、そういったことにもなると思うんです。だから、ぜひこれを積極的に進めていただきたい。 ただもう一つ、合同就職説明会でございますが、これ11月、12月といえばこの前、新聞でも出ておりましたけど、解禁ということで今、大学3年生が説明会回っておりますが、岡山でやってるのはこれは私も何回か参加しておりますが、これはまだいまだに決まってない方が中心になってやっております。今の4年生、高校3年生の方が、まだ就職が決まってない方がおられるんです、よっけえ。そういった方が中心にやっております。早いとこは大体4月、7月に大きなイベントをやっております。私が言いたいのは、赤磐市の中でこういうふうにやったらどうかと、そういった企業があるんですから。そういったとこも就職、何社か行ってるというに聞いておりますが、ぜひ考えていただきたいっていうことです。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 企業のアピールについては、本当に議員の御指摘のとおり、赤磐市内の優良な企業のアピール、これからもしっかりやらなければいけないと改めて感じた次第でございます。 そして、就職説明会、これにつきましても赤磐市内の企業の御意見も伺いしながら、赤磐市で開催するとしたらどういう形があるか、どういう時期でやるべきか、そういったことも含めて相談をしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 以上で10番松田議員の一般質問を終わります。 次に、17番実盛議員の質問を許します。 17番実盛議員。 ◆17番(実盛祥五君) それでは4点、質問いたします。 被害防止対策に手厚い補助制度を。 農業者の深刻な状況を把握して、被害防止対策など、補助制度をもっと手厚いものにしてほしいと思います。今回の質問は、もっと狩猟者をふやしてほしいのです。現在の猟友会の会員も高齢化し、年々少なくなっております。赤磐市では、第一種保有者登録者が旧山陽25名、旧赤坂25名、旧熊山13名、旧吉井19名、計82名であります。新規狩猟者の確保が課題となっており、狩猟者を確保するための講習会の狩猟免許取得PRをもっと努力してほしいと思います。市の職員など行政関係者なども狩猟免許を所得し、地域ぐるみで鳥獣被害の防止対策に取り組んでほしいと思います。市長はどのように吟味しているかお尋ねします。 イノシシ、鹿の肉の活用について。 新見市などのように捕獲したイノシシなどの食肉利用を促進するため、肉処理加工施設を赤磐市内に整備はどのように吟味しているか市長にお尋ねいたします。 3点目、鳥獣被害対策実施隊の設置。 近年、イノシシ、鹿、猿などの野生鳥獣による農作物の被害が深刻化、広域化しています。赤磐市においても農作物の食害のほか、ほ場やあぜなどを荒らされ、農業者などの生産意欲が後退していくのではないかと心配しております。農作物の被害は増大している。市長はどのように吟味しているかお尋ねします。 4点目、狩猟者増大について。 農作物被害は増大しているが、一方、狩猟者は減少傾向にあります。このような状況の中で、備前市では「シカ・イノシシ課」を新設したと新聞に出ておりました。また、同僚議員の金谷議員も毎回質問していることでございます。赤磐市でも課をつくり、農業者または市民の人が被害にならないために市長はどのように吟味してるかお尋ねいたします。どうかよろしく。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 失礼いたします。それでは、実盛議員の御質問にお答えをいたします。 まず、被害防止対策に手厚い補助金をというお尋ねでございます。 鳥獣による被害防止対策に対する補助制度につきましては、捕獲に対する補助と被害を防止する防護柵の設置に対する補助制度がございます。手厚い補助にということでございますが、捕獲補助金については周辺市町の状況を見ながら、見直しの必要についても検討してみたいというふうに考えております。また、防護柵の設置補助金につきましては、広域での効率的な取り組みに対しては補助率を上げており、地域を挙げて取り組んでいただきたいと考えているところでございます。また、補助事業の採択に当たっては、現在、年度途中の要望に対応できないものとなっておりますので、来年度以降はこの年度途中でも採択ができますように柔軟に対応していきたいと思っております。 次に、狩猟免許の所持人数につきましては、高齢化等により減少傾向にあります。先ほどの議員の御案内にありましたように、減少、少ない人数という認識でございます。捕獲するには狩猟免許が必要です。地域の取り組みの中で免許を取得していただくことが地域に合った対策ではなかろうかというふうに考えておりますが、狩猟免許の取得が一人でもふえていくことを望んでやまないということでございます。狩猟免許取得講習会についてでございますけども、毎年7月から9月にかけて開催されております。広報紙でお知らせをしているところでございます。今後も、この広報紙やホームページでPRに努めていきたいと考えているところでございます。また、地域での取り組みが必要であることから、各区の区長にもお知らせをしてまいりたいと考えております。 行政関係者の狩猟免許の取得についての御指摘でございます。 狩猟免許の所持者がふえることは望ましいことです。議員御提案のように、市職員も地域の一員としてかかわっていくことも必要であるという考えでございます。 続きまして、イノシシ、鹿の肉の活用についてでございます。 捕獲したイノシシや鹿の肉の利用については、吉備中央町や美作市で捕獲獣の処理施設を整備しているほか、市内では民間が処理施設を整備しております。先般、本年度から稼働しております美作市の処理施設を鳥獣被害防止対策協議会で視察研修させていただきました。視察研修中も捕獲したイノシシや鹿が持ち込まれ、施設の利用状況は計画以上であるとのことを伺いました。施設の運営は、美作市が直営で行っております。嘱託職員により処理が行われていました。また、施設を運営する上での課題をお尋ねすると、処理をした肉の販売先の確保と多額の運営費であると、そういうことでございました。備前県民局では、鹿肉の需要を図るためジビエ料理の研究に取り組んでおりますが、まだ獣肉の普及が進んでいないというのが現状でございます。このようなことから、現時点では赤磐市単独で施設を整備することについては費用面等、多くの課題があるものと考えてるところでございます。したがいまして、市内の民間業者との連携の可能性を探るほか、広域的な施設の整備についても県に要望していきたいという考えでございます。 続きまして、鳥獣被害対策実施隊の設置について御提案でございます。 鳥獣被害対策実施隊の設置についてでございますが、イノシシや鹿などによる農作物や農地への被害は依然として発生しており、農家の生産意欲の低下が懸念されるところでございます。有害鳥獣に対する対策といたしまして、有害鳥獣の捕獲を猟友会や有害駆除班の協力を得て個体数の削減に取り組んでいるところでございます。国が示しているところの鳥獣被害対策実施隊、これについてはこれらの捕獲活動なども含まれることでございます。既に実施している市町村の状況をも把握しながらメリット、デメリットを明確にした上で、猟友会や有害駆除班と協議しながら考えてまいりたいと思っているところでございます。 続きまして、狩猟者の増大についてでございます。 狩猟免許の所持人数につきまして、高齢化等により減少傾向にございます。捕獲するには狩猟免許が必要ですが、地域の取り組みの中で免許を取得していただければ、地域に合った対策ができるものと考えているところでございます。狩猟免許取得講習会につきましては広報紙でお知らせをしているところでございますが、今後も広報紙やホームページなどでしっかりとPRに努めてまいりたいと思います。本市では、農作物への被害防止につきまして農林課で取り組みをしているところでございますが、市民への被害が懸念される場合には関係部署が協力して取り組んでいるところでございます。 なお、備前市で10月にシカ・イノシシ課が新設されましたが、他市の状況も研究させていただきながら検討していくこととさせていただきます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、被害防止対策に手厚い補助制度をについての再質問を許します。 17番実盛議員。 ◆17番(実盛祥五君) 再質問します。 捕獲補助金については周辺市町村の状況を見ながら見直すと言われましたが、備前市のように早く検討していただければと思います。見直しを検討するのかしないのか、もう一度お聞きします。 へえから、年間通じて他市ではイノシシが1万円、鹿が1万円、そのほかの市では多いとこでは1万5,000円、そして銃器でとった場合は3万円、へえから銃器で鹿をとったときは5万円という他市の例がございます。どうか、今、予算づけを検討している最中なので、来年からいい方向で手厚い補助ができるようによろしくお願いいたします。 そして、地域の取り組みの中で免許を取得していただければですが、他人任せじゃなしに、行政がもっとしっかりといろんなことをして取りやすい方法を考えていただきたいと思います。これはどのように思われますか、よろしくお願いします。 へえからまた、区長にお知らせしてまいりますという答弁でございますが、講習会を区長に知らせてばかりじゃいけませんので、力のあるPRをぜひお願いしたいと思います。どうかよろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 実盛議員の再質問にお答えいたします。 補助制度について見直しを検討するのかしないのかというお尋ねでございます。 検討については必要性を感じております。検討を見直しをしてまいる予定を持ちたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 それから、狩猟免許の取得について、他人任せでなくもっと主体的にというお尋ねでございます。 確かに御指摘のとおりでございますが、この取り組みを狩猟免許の取得以外の方法も、講習会等の実施を含めてもっともっと活発にやらないといけないというふうに認識しているところでございます。 区長にお知らせするだけではだめではないかということではございますけども、狩猟免許の取得について区長を含め地域の方々、特に農地がたくさんある地区では認識が強く持たれているところでございます。そうした中で、区長さんを通じて電気柵や事業の取りまとめを依頼するということは、地区を取りまとめていく上で不可欠というふうに考えております。そのために、区長や地区を代表する方々に情報提供をしながら取り組みを強めていくということが重要と考えているところでございます。もちろん、区長に全て委ねるわけではございません。そのほかのチャンネルもしっかり使いながらPRを強めていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 実盛議員、よろしいか。              (17番実盛祥五君「はい、よろしい」と呼ぶ) 続きまして、イノシシ、鹿肉の活用についての再質問を許します。 17番実盛議員。 ◆17番(実盛祥五君) また、お尋ねします。 市内では民間処理施設を整備してるといいますが、これはどこにありますかお尋ねします。 へえから、販売先の確保と多額の運営費と言われましたが、もう少しわかりやすく説明をお願いします。 また、肉の普及が進んでいないのが現状ですと言われましたが、肉の普及とはどういうことか、処理施設をすれば普及はするのではないかと思いますが、どうですか。 そして、広域施設の整備についてと言われましたが、どういう施設で、広域とはどの地域かをお知らせ願います。 また、業者との連携の可能性はというのが、これはどういう連携かお尋ねいたします。よろしく。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 馬場産業振興部長。 ◎産業振興部長(馬場広行君) それでは、実盛議員さんの再質問に答弁をさせていただきます。 肉の普及とはどういうことかということでございますけれども、ジビエ料理というのがやはり日本ではまだまだ普及をしていないというような状況、一般的な豚であるとか牛肉であるとかということのようには普及をしてないということがございます。そのあたりを含めて、普及がもう少し進めば消費もふえてくるだろうということでございます。 それから、広域とはとのことでございますが、設備をつくるにおいても鳥獣を捕獲してから処理するまでの時間というのがやはり限られております。衛生上の問題もあります。したがいまして、できることであれば市内につくっていただきたい。しかし、仮にできなくても、赤磐市が利用できるような地域にはぜひともお願いをしたいということでございます。 それから、民間の業者でございますけれども、これにつきましては吉井地域に業者が処理施設のほうを設けられております。したがいましてまずは、そういう業者さんのほうとも連携をとりながら、幾分かでも処理をしていただけるのかどうか等を相談をさせていただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 実盛議員、よろしいか。              (17番実盛祥五君「はい、よろしい」と呼ぶ) 続きまして、鳥獣被害対策実施隊の設置についての再質問を許します。 17番実盛議員。 ◆17番(実盛祥五君) 済いません。既に実施している市町村の状況をというのが言われましたが、県のどこの市町村が実施しているのか、国の言う鳥獣被害対策実施隊を少し教えてください。よろしくお願いします。 それから、猟友会へ有害駆除班との協議と言われましたが、年にどのぐらいやられるのかお知らせお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 馬場産業振興部長。 ◎産業振興部長(馬場広行君) それでは、再質問に答弁をさせていただきます。 まず、県内でどのくらい、どこが設置をしているかということでございますが、県内で現在、7市町村で設置をされております。具体的には、井原市、真庭市、美作市、新庄村、鏡野町、矢掛町、美咲町の7市町村でございます。 国の言う実施隊の関係でございますけれども、これにつきましては従来、特措法というのがあったわけですけれども、昨年、24年に改正をされました。それによりまして、実施隊のメンバーというのは非常勤特別職の公務員ということでされております。したがいまして、報酬の支払いであるとか公務災害等の適用も受けるようになっております。また、そういう中で活動範囲も捕獲だけでなくて追い払い、あるいは山との境を明確にする等々でイノシシが出てこないような、そういうふうな作業等も含まれるということで範囲も広がっております。また、逆にメリットというのも、狩猟税が半額に免除されるというようなメリット等もあるようでございます。こういうことも、そういうふうなメリット等も含めまして、今後、赤磐市においても設置の可能性につきまして猟友会等と調整を行っていこうと思います。 年何回かということですけれども、定例的に行われとる会議というのは年に三、四回程度ではございますので、それのときはもちろん、それ以外にもそういう設置に向けての御相談をしながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) よろしいか。              (17番実盛祥五君「はい、よろしい」と呼ぶ) 続きまして、狩猟者増大についての再質問を許します。 17番実盛議員。 ◆17番(実盛祥五君) 免許を取得していただければという答えでございますが、これも取りやすいようにちょっといろいろと行政が考えてもらって、いろんな人に講習受けてもらって、受けるようにしていただきたいと思います。よろしく。 へえから、どんな講習会の宣伝をすんですかなあ。もっとPRが足らんと思うんです、赤磐市は。他市の状況も把握をして、検討するのが遅いんじゃないんですか。赤磐市がもっとはっきり示したほうがいいと思うんですけど、どうですか、市長。 へえからまた、後追いでもいいんですけど、備前市のように早く課を来年早々でも、名前は何でもいいんですけど、設置してください。それも、それが一番だと思います。そして、職員を何人か配置していただいて、へえで猟友会の方々ともそういう交流ができるような体制をして、捕獲をしないとだめなんですよ、市長。とらにゃいけんのんでしょ、市長。捕獲しないといけんのんでしょう。ほっとったらいっぱいふえるんですから。だから、課を設けてください。課というものはすごい力がありますんで。課がなかったら、あの君に任せとる、この君に任せとるという、そんな五目の課じゃいけんのんですよ。やっぱりしゃきっとした課でけだものをやっつけましょうや。ほっとったらふえます。もう捕獲しないとどうにもなりませんので、どうか市民のために、市長、課をぜひお願いします。要望です。お願いします。 そして最後に、産業常任委員会でいろいろ努力して検討してください。よろしくお願いします。委員長、よろしく。 けえで終わります。 ○議長(小田百合子君) 答弁は要らないんですね。              (17番実盛祥五君「よろしい」と呼ぶ) 以上で17番実盛議員の一般質問を終わります。 ここで、議場の時計で4時5分まで休憩とします。              午後3時48分 休憩              午後4時5分 再開 ○議長(小田百合子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、1番佐々木議員の質問を許します。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) 皆様こんにちは。 議場より発言の許可をいただきましたので、事前通告に基づきまして質問いたします。 まずは、行財政改革への取り組み方針でございます。 去る10月、秋の臨時国会での衆議院予算委員会の場でありますが、政権与党、自由民主党の塩崎元官房長官は、総理の行政改革市政について幾つかの質問をされておられました。一つは過去の行革方針への問題指摘、もう一つは道州制議論推進の必要性であります。これは、少子・高齢化による人口減少、そして人口減少に起因し、税収減が予測される来る国家財政難の嵐の中、大きくなり過ぎた政府は縮小する方向に向かわさなければならず、また国民生活に大きな負担と強い影響が出ないように各地方自治体に権限等の分担と移譲を進めていかなくてはならないとの内容であります。これは私も同感でありまして、毎週日曜日に行っている定例街頭演説でもたびたび取り上げているテーマでもあります。 話が横にそれましたのでもとに戻しますが、塩崎さんは同時に過去の行革への問題指摘として、橋本龍太郎内閣で行われた省庁再編という構造改革への着手について一定の効果を認めながらも、その後、規制緩和や撤廃をしっかりと進められなかった点が現在の大きな政府につながっていたと問題を指摘していらっしゃいました。これは新たなる規制緩和と撤廃を目指した行革方針が必要ではないかとの質問でありまして、それを受けた安倍総理は、規制緩和と撤廃を目指した行政改革の必要性を認め、国家戦略特区推進と道州制議論、道州制議論と申しましてもこれは地方にできることは地方に、民間にできることは民間にとの表現で、小さな政府を目指していく中で地方分権を進めていかざるを得ないとの意味合いでありました。これは、政治の将来責任を果たしていく考えの中で、経済のイノベーションを含めた行革方針と地方分権を合わせた取り組み方針の考えであろうと思います。 私は日本維新の会所属の地方議員でありますが、野党独特の党利党略的な価値観で、よい取り組みについても足を引っ張るといった国民である市民を犠牲にするできの悪い姿勢ではなく、よいものについては強く協力するという姿勢を打ち出し、生活者に一番近いところで働く政治家として、地方から日本よい国づくりに参加してまいりたいと考えております。その観点にて市長に御質問いたします。 さきに申しましたとおり国の方向性によりますと、これからというもの各地方に責任分担が求められるようであります。この責任は国民であり市民を守る責任とも言えますが、去る9月定例議会におきまして市長は3年で6億円の歳出減を図る行政改革の方針を打ち出されました。しかし、重要なのは、何を残し何を見きわめていくかという選択と集中の視点でありましょう。国よりの権限移譲に責任がさらに増して市行政にのしかかってくる現状の中、市民生活をどのように守っていくのかという市長の市運営または政治姿勢が重要になってまいります。将来へと発展あるよりよい市政運営と市民生活向上をあわせ、どのように創造する考えなのかと議員として行政監督の判断材料にもなりますゆえ、現在どのような政策仕分けを考えておられるのか現時点での具体的な事業名を教えてほしいと考えております。 それとともに、行政改革審議会に諮った内容で、一般財源ベースで歳出減を図る行政改革推進案、アクションプラン(仮称)が認められたとされておりますが、市長の考えではこの歳出減は一過性のものでしょうか、それとも将来にわたる恒久的な行革プランでしょうか。スリムな行政を目指す取り組みなのかと気になるところであります。お答えいただきたいと思います。 また、それに関連いたしますが、一般財源ベースで事業改革に着手するとの考えであれば、次節当初予算に行革方針が反映されてくると思いますが、我々議会は予算内容について一括上程される関係上、個々個別審査はできず、全体的に賛成か反対かしかかかわれないという限定されたかかわりでありまして、そういう取り組みルールの中でこの次の当初予算審議は行革方針が伴うについてとなるわけですが、今のままであれば行革方針と予算がごった煮状態ということにもなりかねません。 そこで、市長に質問ですが、3月議会での予算上程の前に行政改革方針を打ち出し、民意の代表である議会に行革方針を諮った上で予算案を出してくるという考えは持てないでしょうか。さきに申しましたとおり、予算案の一括上程のルールにのっとりますと議会のチェック機能へ弊害が出る可能性もあることから、3月議会前に行政案であるアクションプラン(仮称)を議会に諮ることの必要な理由は十分にあると思います。アクションプラン内容は予算を見てくれでは行政をチェックする議会の要素が十分に出ないことから、ぜひともお考えいただきたい内容でありますので、そのお考えをお聞かせください。 そして、行革方針に関連して1点お尋ねいたします。 去る11月5日、閣議決定された国家戦略特区推進ですが、赤磐市において特区構想が運用される可能性はどのぐらいあるのでしょうか。そして、認定受託に向ける努力の決意はあるのかお尋ねいたしまして、私の一括質問を終わりたいと思います。現在、そして将来と市民生活に密着する重要課題でありますので、前向きな御答弁をお願いしたいと考えております。市長、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) それでは、佐々木議員の質問にお答えをさせていただきます。 まず、行財政改革への取り組みについての御質問でございます。 9月定例議会において今後の財政運営の目標として、平成28年度決算において経常収支比率を90%以下として、そのために来年度から3年間で一般財源ベースで6億円の効果を出すと申し上げたところでございます。その具体的な行動計画である財政健全化アクションプランを現在作成しておりますが、10月に部長以上で構成する行財政改革推進本部会議を開催し、財政健全化項目の基本的な骨子といたしまして、人件費の削減、事務事業における補助金、負担金の見直し、利用料や分担金、負担金の見直しによる自主財源の確保、特別会計等への繰出金の削減を柱とすることなどの確認を行って、現在、各部署からの重点項目とその効果額について、3年間で削減効果を確実に出せる事業の取りまとめを行っているところでございます。事業によっては地域や関係団体との十分な調整が必要なものもあり、実施年度についても考慮するべきものもあると考えております。アクションプランについては、各部署から出された事業の内容を十分に精査、検討し、作成してまいります。 平成26年度からの3年間でアクションプランの中に盛り込んだ各事業について、削減や見直しを行うこととしているわけでございます。このプランに計上する一つ一つの削減案につきましては、決して一過性のものではなくて、今後、赤磐市の行財政運営において継続的な効果が見込まれるものと考えているものでございます。今回のアクションプランは、平成28年度決算において経常収支比率90%以下の達成に向けたものであり、その後も行財政改革大綱や実施計画に基づいて継続的に財政の健全化に取り組んでいく所存でございます。地方分権と地方の自立が叫ばれる中、無駄を省いていくことはその原点と考えているところでございまして、今後とも効率的、効果的な行財政運営に努めていきたいと考えているところでございます。 続きまして、議会のチェック機能を果たす意味として、このアクションプランの内容を諮った上でというお尋ねでございます。 これにつきましてはさきの御質問でも申し上げましたが、アクションプランの実施年度は平成26年度からの3年間でありまして、その期間内で効果を上げることのできる事業のみ掲載することとしております。また、事業の廃止等については、該当する地域、関係団体等と調整や周知を十分に行ってからとなりますので、来年予算に全てを盛り込めるものではございません。もちろん、アクションプランにつきましては、行財政改革審議会での検討を経て、作成後は速やかに議会にお示しする予定としております。どんな方法でお諮りするかをこれから検討をすることとしているところでございます。これにつきましては、議会と相談をしながら決めていきたいというふうに考えているところでございます。予算編成とこのプラン作成が同時進行であるために、プランの中で来年度予算に反映できるものにつきましては極力反映させていく方向で進めております。これらも含めて御理解並びに御協力をいただけるようお願いを申し上げる次第でございます。 続きまして、赤磐市が特区の認定を受ける可能性があるかという質問でございます。 構造改革特区制度は、実情に合わなくなった国の規制について地域を限定して規制の特例を認めることで構造改革を進め、地域を活性化させるための制度でございます。このたび閣議決定された国家戦略特区の法案は、大都市を中心に地域限定で規制を緩和していくもので、首都圏など3から5カ所程度の特区を指定し、来年度中の特区スタートを目指す方針のようです。赤磐市においても、今後、事業を進めていく上で、必要に応じて規制の特例措置の提案をしていきたいと考えております。また、全国において教育、農林水産、福祉、環境、産業振興、まちづくりとさまざまな分野で規制の特区措置がなされております。これらの規制措置を活用した特定事業も参考にしながら、赤磐市でも活用できる事業について知恵と工夫を凝らしながら幅広く検討をしていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、行財政改革への取り組みについての再質問を許します。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) 本当前向きな丁寧な御答弁いただきまして、本当にありがとうございます。 しかしながら、私は具体的な事業名を教えてほしいというふうにお願いしておりました。にもかかわらず、4つの項目ということでお答えいただいているわけなんですが、私がなぜ具体的な事業名を教えていただきたいと御質問をさせていただいたかと申しましたら、やっぱり行政改革というのは予算削減ありきではないと思うんです。市民生活に影響の出ないように、本当に無駄は省いていくというところは、それは本旨であるわけなんですけども、それをやることによってどのぐらい市民生活に影響を及ぼしてくるのかというところも十分に諮っていかなくてはならない。何でもかんでも予算削減のために、予算を圧縮していくためにやめていくというような、そういうスクラップ的な話ではないように私は思っています。となれば、市民生活の代表者、代弁者である私たち議会と議員がこの事業名一つ一つについて何でそれが削減されるのか、どうしてその事業が残ってきてるのかというところについてチェック機能を十分果たしていかなかったら、行政ありきのいわゆる削減ありきの市民生活無視というような、そういう行革にもなってくる可能性があるんで、こういったぐあいに具体的な事業名を教えてほしいというふうにお願いしたんですが、これは今の時期に出していただくということは難しいでしょうか、お答えください。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 石原財務部長。 ◎財務部長(石原亨君) それでは、佐々木議員さんの御質問にお答えさせていただきたいと思います。 アクションプランで削減できる事業を今、各部署から出していただいて積み上げを行っているところでございますが、この13日までで全体を取りまとめるということで通知のほうをさせていただいておりますが、まだいろいろな関係で細かな調整ができてないところもございます。できたところから各部署との金額的な調整も行って、今、積み上げの段階でございます。ということで、まだ全部が固まっておりません。固まり次第、これは行革のほうの審議会にもかけましてこういうことでいくという方針を立てて、それから議会のほうにまとまり次第、お示しをさせていただくということで考えております。ですから、今の段階ではまとまっていないということで、お示しのほうは現段階ではできないということで御理解をいただきたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 佐々木議員、よろしいか。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) 13日まで本当に楽しみだなあと思うところであります。今申し上げましたように、違う、13日、大丈夫ですか。大丈夫ですか、13日で。13日以降でも決まり次第、審議会のほうに諮っていただいて、議会のほうに開示という言い方がいいのかわかりませんけども、議会のほうのしっかりとそのチェック機能に対して諮っていただける、かけていただけるということなので、本当に安心しました。今申し上げましたように、本当に削減ありき、何でもかんでもスクラップっていうわけにはいかないと思うんです。市民生活に関係して残していくべきものは残していく、市民生活のためであってもこれはやっぱり見きわめていかなければならない苦渋の決断の部分というのも出てくると思います。本当厳しい戦いといいますか取り組みになると思うんで、しっかりと腹に力を落としていただいて頑張っていただきますように私のほうからエールを送らせていただきたいと思います。 私のほうからは以上、答弁いいです。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、行財政改革への取り組みその2についての再質問を許します。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) 一過性のものだったらどうしようかなと思ってたんですよ。短期のいわゆる短期借り増しのような、そういう印象であったらこれ困るなあと思ってたんですが、やっぱりこれから、私よく使わせていただく表現なんですが、山の向こうには財政難の嵐というのが来てるんですと、8年後には私たちの赤磐市は貯金がなくなって、本当に厳しい財政運営を今のままでは展開していかなければいけない。老人のお年寄りの介護、学校教育、地域振興、医療、いろいろなものに政策財源というものがかかってくるわけでありまして、これをしっかりと維持というか継続してそれを維持していくためには、やっぱり強い財源確保の必要性というのが出てくると思います。その中で、やっぱり補助金、助成金、委託金関係というものを長い年月そこのところに置いておきますと、時代に合っていないというようなものも当然ながら出てくると思います。そういうものを一つ一つ足をとめ、見直していくということも、またこれも必要になってくると思います。そういうようなことを一つ一つ繰り返していくことによって、今現在かかっています行政運営に係る全ての総予算経費、こういったものが少しずつスリムになっていき、そんなにお金をかけなくても私たちの市民生活が守られるというようなことにもつながってくるんだろうと思っておりました。ですから、これ恒久的な取り組みなんだということをおっしゃっていただいて、本当に安心した次第であります。 そこで、御質問させていただくんですが、この取り組み以外に何か考えている、または予算を、いわゆる政策財源を確保するための取り組み等々のアイデアがあったらちょっと御紹介していただきたいなあと思うんですが、成長戦略等々の何かお考えがあったらちょっと教えていただきたいなあと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 成長戦略の中で、取り組みについての私の方針についてのお尋ねでございます。 さきにも案内したように、3年間で6億円、経常収支比率で90%以下、これを目標に立てているところでございます。そのために、各事業を見直して行財政改革を力強く推進するということのほかに、私が目指している行政運営について、一つは財源を確保するという意味から、国の補助事業あるいは社会資本整備交付金の制度の十分な活用、見落としのないような活用をしっかり図っていく。また、昨年にも行われました国の経済対策の補正予算、こういった有利な財源をしっかりと活用して赤磐市の各種事業をしっかりと行っていく、そうしたことも必要な政策の一つというふうに認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 佐々木議員、よろしいか。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) 御答弁ありがとうございます。 そうやって財源を確保していくというのは、これから本当に少子・高齢化によって人口減少してくる中、必要になってくる努力部分だと思います。しかしながら、交付金等々といいましても、有利という言葉も今出ましたが、不利になってくるものもありますし、幾ら有利といいましても幾らかは市のほうの負担というものが出てくるわけであります。必要なものに関しては交付金関係でしっかりと進めていただければいいんですが、不必要なものに関して有利だからということで取り入れるということは、そこのところにマイナスが出てくる可能性もあるので、そこら辺のところは慎重にやっていただきたいということをお願いを申し上げまして、この質問を終わりにしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、来期当初予算についての再質問を許します。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) これ前の2つの質問にもかかわってきまして、13日に一つの積み上げができ、行革諮問会議のほうに諮る材料ができるというふうに御答弁いただいたので、それでいいかなあということなんですが、これあれですか、13日に上がってきたものを諮問会議にかけて、いつぐらいに私たちのこの議会にこういう行革方針を考えているんだけどもということを教えていただける予定になるんでしょうか。来年1月、2月ぐらいにやっていただける、そういう考えでいいんでしょうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 石原財務部長。 ◎財務部長(石原亨君) 佐々木議員さんの御質問にお答えさせていただきたいと思います。 アクションプランにつきましては、先ほど申しましたように今、積み上げを行って、各部署から出てきたものの再調整を行ってると、まだ全てが出てきたわけじゃないというようなことを申し上げました。これにつきまして内部でまとめて市長、副市長協議を経て、来年1月半ばに審議会が行われます。それにこの案をかけたいと思います。最終的にはもう一度、2月に審議会がございます。1月に恐らくそのままではすんなりとはいくとは思いませんのでそこで手直しをして、2月にもう一遍、審議会で最終的な案を承認いただくということになろうかと思っております。ですので、今の当初予算の編成とアクションプランが今、同時進行で行っているというような状況でございます。でございますので、3月の議会始まるころにやっとまとまるかなという計画ではおります。なるべくこれについては早くつなげたいと思っておりますけれども、恐らくそのくらいになるんではないかなということで計画をしております。よろしくお願いします。 ○議長(小田百合子君) 佐々木議員、よろしいか。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) いやあ、それじゃあちょっと遅いですよ。要するに、審議会に出す案件というやり方、審議会にお出しになられるのも要するに行政のメンタリティーですよね。だから、要するに私が申し上げているのはそうではなくて、民意の代表である我々がその行革方針に対して本当にそれを削減していいのか、何でこういったものが残っているのかというところに対してチェック機能を果たしていかなければいけないということなんです。審議会はあくまで審議会じゃないですか。審議会にかけたものを優先するということであるんであれば、審議会にかける内容をぜひとも議会に示していただきたい、我々に示していただきたいと思うんです。それがやっぱりなければ、冒頭、一括質問の中でも言いましたけど、要するにアクションプランは予算を見てくれということであれば、我々、予算に関して一つ一つに個別の審査できないじゃないですか。だから、そうではなくて、事前に審査されたものを予算としてするっていうことが、これは本来、議会のチェックを通った行革方針が反映されたというような、そういう来年度の予算の組み立てということになるんではないんでしょうか。 だから、結局、何度も言いますけど、何でもかんでもスクラップにすればいいということでもないし、何を残して何を残さざるべきなのかっていうところは、やっぱり行政は行政なんで、我々議会として、民意の代表としてここにその責任としてあるんですから、そこの部分というのはやっぱり重く見ていただきたいところなんです。信じてますよ。それは信じてますけど、しかしながら我々も立場がありまして、それを仕事としてますんで、そこはやっぱり出していただきたい。その考えはあるのかないのか最後にちょっと御質問させていただいて、この質問を終わりたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) このアクションプランについての議会にお示しするタイミングでございますが、これは行革審、行政改革審議会を行ってその意見を取りまとめて直ちに行うということを基本に考えたいと思います。したがいまして、3月の定例会以前に取りまとまりができれば、何らかの形でまた皆さんに御足労願うということが起こるかもしれません。そうした場合には、また御理解、御協力をいただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、政府方針である経済対策、国家戦略特区構想についての再質問を許します。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) まだ法制化されてないもので、あくまで閣議決定されて今国会で成立を目指すこの国家戦略特区構想、特別区域法案ですね、この制度についてでありますけども、これは国会のこの案件を扱う委員会の中で出ていることなんですが、要するに今まで岩盤規制と言われていたものが非常に各地域を苦しめていると、ここのところを何とか打破して経済の成長に結びつけていきましょうという実験的な取り組みというのが国家戦略特区の取り組みで間違いないというのは総務大臣のほうから御答弁が出ているようであります。 そういう中で、私たちがこの赤磐市の中でこの国家戦略特区というものを見たときに何を考えなければならないのかなあと私はテレビを見ながら思いをめぐらせたところなんですけども、やっぱり我が赤磐市にとって岩盤規制というものは何であるのか、その岩盤規制がどのように市民生活に影響を及ぼしているのか、地域の不活性に至っているのか、ここのところを私たちがしっかりと認識していなければ、当然ながらこういうようなものの要望というものを国に対して、要望ではないわけですけども、提案ですよね、私たちの赤磐市ではこういうようなことができると思われますので提案しますというような、申請制度ではないらしいので、あくまで提案ということになろうかと思います。その提案もできないということになります。逆引きして考えればどういうことが考えられるのかといいましたら、そこのところのせっかくこういうすばらしい私たちの赤磐市の地域活性化に結びついてくるような、そういうようなすばらしい法案が今まさにそこに花を開かそうとしているようなときに、私たちがそこのところを余り重要視せずにそこのところに余り思いをはせることができなかったら、私たちの岩盤規制であるとか、岩盤規制に基づいて私たちの不活性であるとか市民利益に反しているというようなところの掘り出しすらできないのではないかというようなことも懸念として私は感じた次第なんです。 つまり、何を申し上げたいかといいましたら、せめてこれが政府の国家戦略、これは内閣が決める、政府が決めることですから、我々が申し込みをしたからそれが認められて戦略特区になるということではありませんけども、そういう掘り下げというんですか、何が私たちの地域の問題になっているのかというところを調べる意味でも、この問題、この国家戦略特区の法案というものを真面目に研究してもいいんじゃないかなと、こういったぐあいに思っておりまして、そこら辺、この何か例えば農業、6つの今、政府の方針が出ているわけであります。医療、雇用、教育、都市再生・まちづくり、農業、歴史的建造物の活用と6つ出ているわけでありますけども、例えば農業特区なんかすばらしいんじゃないですか。TPPの話もありますし、これをしっかりと農業特区というようなものをこの赤磐市の中でひとつシミュレーションしてみて、そのシミュレーションの中でこの赤磐市の生産農家を守るとともに担い手をこれからもつくっていく、そういうような方向性で私は一回こういうものを考えてみてもいいのではないかなと思ってるんですが、そういう考え方があるかどうか市のほうにお尋ねしたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 構造改革特区についてのお尋ねです。 私の施政方針の重点を前にも申し上げましたが、これを繰り返しますと、まずは教育、そして産業の振興、これは農業の振興も含めての産業の振興でございます。企業の誘致、これらを重点的に取り組みを強めたいということでございます。これらについて今の国も、特に農業については大きく変わってきているところでございます。そういった国の政策等をしっかりと注視しながら、赤磐市にとって有利な事業、国の政策にうまく乗っかってこれを活用していく、そういったことが今、最も重要なことだという考えでございます。それを踏まえながら、そうした上で構造改革特区が必要だと判断される場合には、前向きに考えていくべきものと考えているところでございます。また、そういった前向きな御提案をいただければ、それについて議員の皆様と一緒に勉強をして汗をかいて前向きに赤磐市政の推進をしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 佐々木議員、よろしいか。 1番佐々木議員。 ◆1番(佐々木雄司君) 市長、ありがとうございます。 一緒にやりたいっていう気持ちが本当に強くあるんです。というのは、これは私の持論なんですけども、議員の仕事というか議会の仕事というのはよく両輪に例えられますけども、行政で出してきたもの、市のほうが出してきたものをよしあしという審査をする、そういう重要な役目もあるんですが、市長とて市行政とて万能、完全じゃありませんから、やっぱりうまくいっていないところ、見落としているようなところもあると思います。そういうところを議会の議決権、発議権をもって、議員の、埋め合わせをしていくというところも重要な仕事だと思います。ですから、市のほうがよくできていない、見落としているようなところがあれば、こちらのほうから私含めて、これは私の持論なんでほかの方はわかりませんけども、私は発議権をもって行政の支えを、側面を私は力を注いでいきたいと、こういったぐあいに思っておりまして、本当に一緒にこの赤磐市をよい赤磐市にしていきたい気持ちがあるので、ぜひ今後ともよろしくお願いします。 あと、これは私が調べたといいますか、いろいろな国会討議を見させていただいてわかったことなんですが、今、国のほうでは6個の、先ほど言いました医療、雇用、教育、都市再生・まちづくり、農業、歴史的建造物の活用というような6つの項目を検討方針としてされているわけなんですが、これ以外にももしありましたら聞きたいということは総務大臣がおっしゃられておりました、答弁の中で。広島のほうでは、原子力爆弾の被害に遭っている世界の平和的な、象徴的なところなんで、国際会議の誘致の話、ちょっと私、英名で忘れましたけども、そういうものを誘致できるような、そういう平和の特区というものをやってはどうかということを広島選出の国会議員が御質問されておりました。それに対して、本当に前向きな提案でありますと、ぜひとも政府としても検討していきたいというような御答弁が出ておりましたから、これはもう決まっている条項の中で考えろということではなくて、赤磐市は何ができるのかと、何が問題なのかと、それをどのように改善するのかという提案をくれというのが政府の姿勢なんだろうなあと、こういったぐあいに思っておりまして、政府も各地域を見放したくない、各地域をもっともっといいようにしたい、そういった絶対に守るんだというような強い決意がこの国家戦略特区から私は感じておりまして、ぜひとも赤磐市のほうでもそういった国のというか政府の方針がありますので、その方針に基づいて赤磐市の特性でひとつこのどういう特区規制を、特区構想を国のほうに提案できるのかというのを考えていっていただけたらと思います。その覚悟をいま一度、御答弁いただきたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 特区構想についての覚悟をということでございます。 特区構想についての覚悟ではございませんけども、私のこの行財政改革と、それから先ほども申しました重点項目、これについて赤磐市民の皆様の生活の福祉のためにしっかりと取り組みを強めてまいります。この決意はかたいものがございますので、議員の皆様方におかれましても御協力等お願いを申し上げます。執行部と議会が車の両輪になるようにお互いに研さんを積んでいきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。              (1番佐々木雄司君「ありがとうございました」と呼ぶ) ○議長(小田百合子君) 以上で1番佐々木議員の一般質問を終わります。 ここで、本日の会議時間は議事の都合によってあらかじめ延長いたします。 次に、13番福木議員の質問を許します。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) きょうは質問最後になりました。3点について市長に質問をしたいと思います。 第1点目です。山陽団地の活性化についてお尋ねいたします。 9月議会での答弁で、年度内に何らかの形を示していければと思っていると言われておられました。その後、どのように検討されているのか、連合町内会との話し合いはどうなっているのかお尋ねしたいと思います。 団地住民の関心はとても高まっています。どうなっているのかと何人もの方から聞かれる状況です。住民の盛り上がりが大切だといいますが、具体的に動き出さないとその意識も変わらないと思います。団地全体の問題であるので、やはり動き出すにも慎重になっているのではないでしょうか。住民の思いは一つであります。市はどういうことを住民に求めているのでしょうか。資料を集められたり先進地の視察など行っておられるようですが、住民にはそれが見えてきません。住民や専門家も入った検討委員会を一刻も早くつくり、ともに考え、知恵や情報を共有し、力合わせていくことが大切ではないでしょうか。住民は、予算はないが、知恵や情報を持っており、その思いも強いものがあります。周りの方々が亡くなられる方が非常にふえています。70歳前後になると、この団地に残ろうか、それとも便利なところに引っ越そうかと悩んでおられる方も非常にふえておられます。もう待てない状況です。市長の決断をお聞きしたいと思います。 2つ目の質問です。高校生への通学費等支援についてお尋ねします。 聞くところによりますと、この要望が吉井地域の区長会から出されているとのことをお聞きしました。そして、自治連合会でもこのことが話題に出されたとのことであります。この要望は長年のことだと推測されます。どの地域でも親の負担は大変であります。子育て支援策として来年度予算に予算化を考えておられないでしょうか、その考えをお聞きしたいと思います。 3つ目の質問であります。農業問題についてお尋ねいたします。 安倍内閣と自民党は、米の生産調整の廃止に踏み出しています。農村の現場からは、米価が暴落し、地域農業が崩壊してしまうのではないかという不安とともに、生産者の声も聞かずに生産調整の即刻廃止を求める財界などの身勝手な行動に怒りの声が上がっています。今、大切なのは、生産者と消費者、自治体関係者など広範な意見を聞き、安全な米の生産と供給の安定、中山間地域も含めた農業、農村地域の安定、自給率を向上させる農業生産の多面的発展を図ることであります。米生産調整見直しは農家と国民の願いを生かすよう国に意見を上げていただきたいと思いますが、市長のお考えをお尋ねいたします。 以上です。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 福木議員の質問に順次お答えをいたします。 まず、山陽団地の再生についてのお尋ねでございます。 山陽団地の再生については、町内会の方々と話し合う機会をいただいているところでございます。現在、市では、国交省に出向いたり大学等からさまざまな情報を収集しているところでございます。国内の大規模団地の取り組み事例なども研究していることを山陽連合町内会の会合に参加し、紹介をさせていただきました。団地再生や課題の解決は非常に難しいというふうに思っておりますが、いつまでも放置できないと考えております。住民の皆様との連携が必要であり、若者が定住し、子供が帰ってくるような魅力的なまちづくりを皆様と一緒に考えていきたいと考えているところでございます。また、解決すべき問題が多種多様にございますので、この市役所内においても横断的な体制づくりが必要であると考えております。検討委員会で議論すべき論点の整理など、現在、有識者等に御意見を伺っているところであり、今後なるべく早い時期に議論する場を設けてまいりたいと、このように考えているところでございます。 続きまして、高校生の通学費等の支援についてのお尋ねでございます。 9月定例議会でも御質問をいただきましたが、市外への通学費負担が大きく、中には家族が近くの駅まで送るなど、御苦労されていることは承知しております。しかしながら、財政状況を勘案し、通学費補助は難しいと言わざるを得ない状況でございます。市内の高校生につきましては、市外の高校へほとんどの方が通学しております。距離、時間、通学方法も異なっております。一部の地域のみ補助対象とするのは、公平性の面からも課題があると考えているところでございます。通学者の負担軽減について、議員御提案の要望が強いということは十分承知しており、今後どのような方策を講じるかしっかり考えてまいりたいと思っているところでございます。 続きまして、農業問題についてのお尋ねでございます。 米の生産調整の見直しについてですけども、国では5年後の生産調整廃止の方針を決めたと新聞等で報道されております。現在、農家は生産調整に非常に苦慮しておるっていうところでございます。生産調整が廃止になると米価が下落するのではないかという懸念もされております。さらに、耕作放棄地の拡大など、不安の声が高まっているということは承知してるところでございます。赤磐市は良質な米の産地でございます。農業は赤磐市の主要な産業であります。我が国の食料基盤を支える上でも、農地を守り、農業を振興することは重要なことでございます。そうした中で、議会の冒頭にも申しましたけども、11月27日に農林水産省農村振興局より地域政策に関する関係者会議が開催されまして、来年度より実施される日本型直接支払制度の一つのメニューである多面的機能支払制度などの取り組みが紹介されました。その中で、数々の意見の交換をも行ってまいりました。国においても、農地を守り、攻めの農林水産業に向けて英知を結集して取り組む姿勢を見せ始めてくれたところだと感じております。赤磐市といたしましても国や県との連携を強めて、私の重点課題でありますところの農業振興に強く取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 一括しての答弁が終わりました。 続きまして、山陽団地の活性化についての再質問を許します。 13番福木議員。
    ◆13番(福木京子君) 市長の答弁では、いつまでも放置できないと考えているとのことです。へえで、放置してこられた結果が今の状況になっているわけです。お店がなくなって13年前後になります。中心地での住民の交流も少なくなりました。頑張ってスーパー等、歩いたり車で行かれております。住民の皆さんとの連携が大切であるとのことであります。住民はみんなそう思っています。若者が定住し、子供たちが帰ってくるような魅力的なまちづくりを一緒に考えていくとのこと、全くそのとおりであります。住民は一刻も早く物事を進めてほしいと願っております。この答弁の中で決定的に抜けているのは、60歳から70歳代の方々が人口構成では多くを占めており、毎日の買い物に不自由しております。もし体が不自由になったらどうしようかと考えています。近くに安くて入れる老人福祉ホームなどがもう待ったなしで求められています。それら関連させて、若者が来てもらえる環境をつくらなければなりません。 また、別な角度から考えてみますに、山陽団地と桜が丘は関連が非常に深いと私は考えています。山陽団地で育った子供たちが桜が丘へ家を建てられている方が多いように思います。現に今、建設ブームのような状況があり、この補正予算に出てきたように保育園児が80人以上を超えるようなふえ方であります。これらもよく分析して考えなくてはなりません。 また、市役所内部に体制をつくるとのことです。急いでつくってもらいたいと思います。このことも本当は市の体制がおくれてきているのであります。市民の方とお聞きしておりますと、数年も前から民生委員さんなど関連の方々が同じテーブルに着いて地域ケア会議というものを6年間もかけて話し合い、分析し、解決しなければならない課題を提言されてるということをお聞きしました。それが生かされてきているのでしょうか。話の中で、山陽3丁目はことしの6月から14人もの方が亡くなられているとお聞きしました。4丁目も高齢化率が45%と言っていたと思ったら、もう48%になっているという報道をされていました。とにかく、市役所部内もつくってくださればいいんですが、住民が入った検討委員会を早急に立ち上げ、これまでの実績や提言、専門委員の方の意見など、住民と一緒に進めるべきではないでしょうか。住民の代表では必ず公募もしていただきたい。積極的にかかわりたいという力をかりるべきだと思います。住民の方はいろんな情報を持っていると思います。ある方は、千葉県の柏市の豊四季台団地で長寿社会のまちづくりについて研究会をつくり、この研究会というのが柏市と東大の高齢社会総合研究機構、そして独立行政法人の都市再生機構、この3者で研究会をつくられて、いろいろと活動状況を調べられているわけです。研究会で分析されてきているわけです。市民は既にそういう研究もされてるわけです。 それから、私が最近お聞きしますと、備前の片上地区、これはどうも市がいろいろ研究されて交付金を国のほうからいただいて、200万円の予算が出てるらしいですけど、片上地区地域支え合い体制づくり事業というのを行っておられるんです。全世帯にこれはアンケートをとって、既にその報告書もできているわけです。この地域支え合い体制事業というのは本当にすばらしい、各あらゆる団体の人たちが全部同じテーブルに着いて、特に防災のまちづくりというふうな観点から介護や医療やいろんなまちづくり、片上地域をどうしていくかというのを既に昨年の12月ごろから1月にかけてされてきてるわけですよ。必死になってやっぱりその地域を活性化しようというふうなことも取り組みもされてるのを最近お聞きました。だから、そういう意味では、もっともっと市のほうもいろんな国に対する研究して交付金なんかも大いに生かして、やはりもう既に具体的に進めていかなければならないと思うんです。それについてのお答えをお願いしたいと思います。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 山陽団地の再生についての再質問にお答えいたします。 最初の答弁で私、申し上げましたが、有識者、大学、国交省等との協議を行ったというふうに申し上げました。それは、大学は岡山県内の大学と、それから近隣の大学、ここらあたりのこういった問題に取り組んでいる先生方と協議をさせていただいて、先ほども申し上げましたが、多様な課題がありますので、ここら辺について論点を整理していくというようなことで今、大学の先生等とも協議をさせていただいております。また、住宅都市再生、正式な名前ちょっと出てこないんですけども、URと言われる国の外郭団体ですけども、ここの関係者ともいろいろ情報提供をいただいているところでございます。この問題に関しましては、国内にこれという成功事例が見つかっておりません。したがって、非常に複雑な多様な問題を抱えているということから、これを解決していくためには相当のエネルギーが必要だという認識でございます。多方面からこの問題に直面していこうということでこれから検討を深めていきますので、議員の皆様方におかれましても御理解、御協力、そして有益な有効な御提案がございましたらそれをいただきたいというふうに思っているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 福木議員、よろしいか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) 市長のほうも検討していくということなんですが、やはり遅いんです。それで、部内のほうで関連の部署で立ち上げられるんでしょうけど、それも早く進めていただきたいと思うんです。私が言うのは、行政内部だけである程度して、その案を持って地域に出るというふうな発想なんです。だけど、それはやはり協働のまちづくりという観点からも早く住民も入って、積極的な方も入って、同じレベルで一緒になって考えるというのが非常に大切だと思うんです。今、先ほども私、例言いましたように、いろんな市民と話ししてましたらそういう全国のいろんな、成功事例がないというふうなことも言われてるけど、取り組みが開始されてきてるわけです。だから、そういう事例も多分、研究されてる方もおられるし、それからこれだけの専門家もたくさんいらっしゃると思う。大学、高校、いろんな関係、自治体のOBの方とか、いろんな方がいらっしゃると思うんです。それから、既に本当に民生委員さんとちょっとお話ししてたら、6年間いろいろと話ししてきたと。ほんで、本当にお年寄りの高齢の実態、それから子供たちが少なくなって学校も少なくなって、山陽団地の現状というのはもう既に6年間かけていろんな会議を何回も開いてそういう実態を分析して、いろんなこのこういうことをしてほしいというふうなことも出されてると、だからぜひそれを生かしてほしいというのを言われたんです。本当にそうだと思います。まだまだいいことしてても、みんなにそれが知らされてないというのがちょっと残念なんですけど。 だから、これまで積み重ねてきたものを市民とともに一緒になって、やはり早く検討委員会をつくっていただきたいと思うんですよ。部内と並行してでもいいんじゃないでしょうか。その際、住民の代表も何人か入られるし、専門家も入られるし、それからぜひ手を挙げて積極的にかかわっていきたいというふうな方がおられたら入っていただいて、やはり一刻も早く検討委員会をつくっていただきたい。それについての決意はいかがでしょうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 検討組織の結成についての決意をというお尋ねでございます。 検討組織については必要であると考えておりますので、極力早目の立ち上げを行ってまいりたいと思いますので、御理解よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、高校生への通学費等支援についての再質問を許します。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) これについては答弁のほうで、一部の地域のみ補助対象とするのは公平性の面から問題があるというふうな答弁もされておりますが、やはりこの答弁は本気になって何とかしようというふうな考えがちょっとないんじゃないかなあというふうな答弁になるんですよ。市外への通学費負担が大きく、御苦労されていることは承知しているがというふうにわかっておられるわけです。市長は、議会の初日に日本一の子育て支援を目指している島根県の邑南町に視察に行ったというふうな報告されておられます。それで、子育て支援に力も入れると言っておられたと思います。子育てするなら赤磐市と言ってもらえるようにということをどこかで言われてると思います。 前回、私は質問で、岡山県下の奈義町の例を挙げて質問をしております。今回、ここの議員に聞く機会がありました。高校生への就学支度金という名称なんですけど、ここも結局が高校が統合されてバス通学をしないといけないと。そしたら、月に2万円もかかるようなバス代で大変なんじゃと。そういう中でこういう支援金が出されたんですけど、高校生への就学支援金という名称で今、年間5万円ですが、さらに1万円上乗せして充実させるような、そういう努力をされてるわけです。これは予定とのことなんです。ここの予算は過疎債を利用してそういう予算、約800万円じゃ言うてましたか、過疎債を利用して支援をしているということなんですけど、それでやはりいろいろ調べられとるわけです。その周辺の西粟倉村は、支援金というのが月2万円出されとんです。ここの奈義町は年間5万円でしたら5,000円もならないんですか。これが西粟倉村は、月2万円出して支援をされてるんです。それで、市長のほうも出生率をちょっと言われました、子育て支援の視察のときに。奈義町が2.07なんです。西粟倉村が2.28、新庄村は3.53ということらしいんですよ。それで、市長が視察で行かれた邑南町は、市長のほうが言われましたけど、2.06言われました。赤磐市が1.33、全国平均が1.37というふうな数字を言われたと思うんです。やはりそれなりの努力をされていると思うんです。 これらを考えますと、やはりどの自治体も一生懸命頑張っておられるわけです。赤磐市は、条件もいいところだし、本当子育てするなら赤磐市でと言ってもらえるようにしたいと誰も思っておられると思います。だから、そういう意味では、生まれてから一貫した子育ての施策が必要ですし、その一貫の施策として高校生への通学費の支援と。だから、通学費等を支援ですから、こういう形で高校生への支援をして子育て支援を一貫して支援していくという、そういう姿勢をぜひ示していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 池本総務部長。 ◎総務部長(池本耕治君) 福木議員の高校生への通学費の支援についての御質問に答弁をさせていただきます。 市長が議会の冒頭、申し上げましたように、邑南町のほうへ島根県へ視察行ってまいりました。実は、議員御質問のように、区長さん、自治連合のほうからも通学補助についての御要望ございました。気持ちは伝わりますけれども、なかなか難しいですというお話をしておりました。その区長さんと一緒に私も同行いたしまして視察に行ってまいりました。そこの町では子育てのことについては日本一ということでやっとられましたけれども、特にそこの町の中に1つだけ高校ございまして、そこの高校へ通う子供さんには限定して通学補助をされておりました。 そういうことも一緒に聞いてまいりましたけれども、この赤磐市の中へそれを当てはめてみますと、非常に親御さんが苦労されてることについては、市長の先ほどの答弁の中にもありましたようによく理解をしているところでございます。ただ、どのように通学補助するのか、あるいは赤磐市の場合にそれぞれの子供さんは自分の思いでいろんな学校に通っとられます。そういうとこへどういう形で通学を補助するのかということ、公平性の問題、通学の距離、いろんなことを考えますと非常に難しいところがございます。ただ、そういうことでもそういうお気持ちがあるのは事実でございますので、どういう形でこの要望にお応えできるのかということは研究をいたしております。決してだめだということではございませんけれども、何かいい案がございましたらということで今、一生懸命考えておりますけれども、現時点ではなかなか難しいであろうと。財政的なこともございますけれども、そういう意味合いも含めまして現時点では公平性のことからいいますと非常に難しいということでございます。ただ、例を挙げますと、周匝から瀬戸、あるいは和気のほうへ向かっていきますと五、六万円は月にかかっとるというのが現状でございますので、そういうことを含めまして十分検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小田百合子君) 福木議員、よろしいか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) 今、私のほうも奈義町のほうの過疎債の話を出したから吉井のことも言われたり、吉井の区長会が正式に自治連合に要望書を上げられて、出されてきてるということを言ったので吉井地域の例を言われたんですが、高校生は全体を考えないといけないと思うんです。今、財源が難しいというのは言われてますが、全体を考えないといけない。だから、吉井地域は過疎債もいろいろ研究されたら利用できると思いますし、山陽の地域だって本当に兄弟が2人おられたら多額のお金で岡山市、いろんなとこへ通われてるわけですから、それは全体として高校生への支援、公立の高校がない市です。努力して通学されておられます。ここは子育てしやすい地域性というのはあります。先ほど言いましたように本当うれしいことで、桜が丘の東のほうを私も通りましたら家が建設ラッシュで、ほんで本当に若い人が来てくださるんじゃなあと、保育園児も相当ふえるという状況です。若い人が子育てしやすい地域だなあということで来てくださりつつあるんじゃないかなと思います。それの期待に応える意味でも、やっぱ一貫して子育てしやすい町にしていただきたい。それが公立の高校がないこの赤磐市では特別な施策としてそういう就学支援というんですか、だから通学費に限定しなくてもいいんですが、そういう高校生に対する支援という形で、何らか全体の高校生への支援ということを検討していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 高校生の支援について、市内全域を考えての支援をという御指摘でございます。 そのとおりだと思います。市内全域の高校生、赤磐市の高校生はほぼ全員が赤磐市外へ通学している現状を考えますと、そういった市全体を見ながら支援をどうしていくべきか、これをしっかり考えていかなければならないという認識でございます。今後も検討を深めることを考えていきたいというふうに思っておりますので、御理解よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(小田百合子君) 続きまして、農業問題についての再質問を許します。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) 11月27日に地域政策に関する関係会議が開催されたとのことです。新聞報道では、これは私が新聞報道を読みましたら、米の需給計画を審議する農水省の食料・農業・農村政策審議会食糧部会、これが28日に開かれてるんです。それで、安倍内閣が26日に決めた農政の改革方向について、不安と批判の声が相次いだというふうにありました。全中の専務の委員さんは、水田で飼料米をふやすとしていることについて、飼料工場とか流通施設、専用品種の不足を指摘してるわけです。それから、大規模農家組織の代表委員さんは、食糧部会での議論がなく決められたというふうに批判をされています。それから、5年後の米の生産調整の廃止、直接支払交付金が削減、廃止となる政府方針に触れて、方向性が見えない、現場は大きな混乱状態だというふうに訴えておられるわけです。これは新聞報道でそういうふうに、この28日に開かれた食糧部会でそういう声が、意見が出てるわけです。私は若い専業農家の方からも言われましたし、また都会から来て農業をされている方からも言われました。この安倍内閣の農政のやり方に対して本当に不安と、農業の将来が見えないと、農業に何とか力を入れて取り組んでほしいというふうに言われました。これはみんな思っておられることだと思うんです。 そこで、こういう農政の改革方向に対していち早く生産者の方やJAや関係団体の声を聞いて、その不安の声などを聞いて、国のほうにしっかりとその声届けていただきたいと思うんです。農業されてる方、その立場に立って、今、本当に不安を持っておられると思うんです、まだ内容もよくわかりにくい状況の中で。でも、安倍内閣は26日に決めていってるわけですから、そういう不安がいっぱいの中で、もう議論もなくどんどん決められたというふうな批判の声もあるわけですから、地方の自治体としては農業に力を入れるという市長、やはり生産者やJAや関係の団体の声をしっかりと聞いて、国にしっかり意見を上げていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 先日の農林水産省農村振興局よりの地域政策に関する関係者会議、これに私、出席いたしました。その際に、同じこの会議に出席された方々、県内の土地改良区の理事長さん、県北の方や県南の吉井川の土地改良区の理事長さんも見えられてました。それから、岡山県の農林関係者、それから農業の代表者、JAの方も見えられてました。自治体の代表者として、私が県内の自治体の代表ということで出席をいたしました。その際に、各関係者それぞれの立場でさまざまなことを意見として申し上げました。私も赤磐市、それから農業を盛んに行っている自治体の長として、そういった意見を述べさせていただきました。その声はこの農林水産省本省から来てくださった幹部の方、しっかりと届いたということも伺っております。国の政策はそういった声を踏まえてこれからどんどんどんどん推進をしていくと、国としても岡山、赤磐の農業を支えていく気持ちをしっかりと受けとめたということを聞いて帰ってきたような次第でございます。これからも事あるごとに国のほうへ、県のほうへこういう声を届けさせていただこうというふうに考えているところでございます。そういうことで、議員の皆様におかれましても、しっかりと私のほうに提案があれば言っていただければというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(小田百合子君) 福木議員、よろしいか。 13番福木議員。 ◆13番(福木京子君) 今、市長は自治体の代表としていろんな意見を言われたということなんですが、やはりこの赤磐の生産者の方やJAの方や関係の方なんかの意見もしっかりと聞いていただきたいと思うんです。並行的に安倍内閣は26日にこの農政改革方向を決めたわけですよ。それで、27日に市長が参加された関係会議が開かれとるわけですよ。それで、新聞報道では、23日に食糧部会が開かれていろんな批判が出されてるわけです、国のほうでも。だから、本当にこの生産者の声を聞かずにどんどん進めているというような状況も考えられるわけですから、やっぱしっかりと赤磐市のそういうJAや生産者や消費者やいろんな声を聞いていただいて、不安の声やそういう声も聞いて、ぜひ国に強力に、ただこの会議で言っただけじゃなくて、あらゆる場所で国のほうに意見を上げていただきたいと思うんです。これは踏ん張りどきだと思うんです、この農業の問題では。ここ本当TPPの問題もありますし、これがされましたら小さい農家なんか本当に大変だと私でさえ考えます。いろんな声をお聞きしますと、本当にこれは死活問題なんですよ。だから、ぜひそれは本当に力入れて国に意見を上げていただきたいと思うんですが、再度の決意をお願いします。 ○議長(小田百合子君) 答弁を求めます。 友實市長。 ◎市長(友實武則君) 先日の会議以外の場でも当然、この赤磐市の農業を営んでおられる方の声というのは届けないといけない、それは私の責任であるという自覚でございます。農業をされてる方の声、これはしっかりと聞いております。私も農業を営んでおります。そうしたことから、皆さんの声というのは実体験の中からもしっかりと理解をしてるつもりでございます。そういう声をこれからもしっかり伝えていく役割を背負っていると認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小田百合子君) 以上で13番福木議員の一般質問を終わります。 以上で本日予定しておりました日程は全て終了しました。 なお、次の本会議はあす12月4日水曜日午前10時再開であります。 本日はこれで散会といたします。 大変お疲れさまでした。              午後5時30分 散会...